犬の腎臓病とは?症状・原因・予防ケアとおすすめサプリ3選

サプリメント

腎臓とは、犬の体の中でフィルターのような役割をしている臓器です。血液をきれいにして、いらないものを尿として外に出す、大事な仕事をしています。

しかし腎臓は、一度悪くなってしまうと元に戻すのがとても難しい臓器。特にシニア期に入ったわんちゃんは、腎臓のトラブルが増えてきます。

今回の記事では、腎臓病のサインや予防法、おすすめのサプリメントなどについて解説します。ぜひ参考にしてみてください。

犬の腎臓の役割

腎臓の主な働きは、以下の通りです。

血液をきれいにする

体の中で出た老廃物や毒素をこし取り、尿として外に出します。

体内の水分や電解質のバランス調整

体に必要な水分や塩分の量を調整し、健康な状態をキープします。

血圧の維持

血圧を安定させるためのホルモンを作ります。

赤血球を作る手助け

骨髄に赤血球を作るよう指令を出すホルモンを分泌します。

犬の腎臓病は、大きく分けて「急性腎障害」と「慢性腎臓病」があります。急性は短期間で悪化する一方、慢性はゆっくりと進行し、症状が出た時にはかなり進んでいるケースも少なくありません。

腎臓病の主な症状と早期発見のサイン

犬の腎臓病は、最初ははっきりとした症状が出にくく、「何となく元気がないな…」という程度から始まることが多い病気です。腎臓は一度機能が落ちると元に戻りにくいため、早期発見がとても大切といえるでしょう。

腎臓病の主な症状は以下の通りです。

水を飲む量が増えた/尿の量が増えた

腎臓がうまく水分調整できなくなると、多飲多尿(たくさん飲んでたくさん出す)になります。

ご飯をあまり食べなくなった

老廃物が体に溜まることで、食欲が落ちやすくなります。

痩せてきた

食欲低下や栄養吸収の悪化で、徐々に体重が減っていきます。

口の臭いが強くなる

尿に含まれるはずの老廃物が血液に残ることで、口臭がきつくなります。

嘔吐や下痢が増えた

腎機能の低下で胃腸の調子が悪くなり、吐く・下すことがあります。

なんとなく元気がない

散歩を嫌がる、寝てばかりなどの変化もサインのひとつです。

腎臓病は症状が出る頃には進行している場合が多いですが、「いつもと違う行動」や「小さな変化」に気付くことで早めに対応できます。

腎臓病の主な原因

犬の腎臓病は、ひとつの理由だけでなく、いくつかの要因が重なって起こることが多い病気です。腎臓病の主な原因は以下の通りです。

加齢

年を取ると腎臓の細胞は少しずつ痛み、腎臓の働きが落ちてきます。特に、シニア期(7歳以上)は注意が必要です。

遺伝的な体質

特定の犬種(シーズー、柴犬、プードルなど)は、遺伝的に腎臓病になりやすい傾向があります。

他の病気からの影響

心臓病や高血圧、糖尿病などがあると腎臓に負担がかかり、機能低下を招くことがあります。

感染症や中毒

細菌感染(レプトスピラ症など)や、ネギ類・ブドウなどの中毒によって、腎臓が急に悪くなる場合があります。

水分不足や不適切な食事

十分な水が飲めない環境や、塩分やリンが多い食事は腎臓に負担をかけます。

このように腎臓病の原因はさまざまですが、加齢+生活習慣の影響が組み合わさるケースが多いです。だからこそ、毎日の食事・水分管理と定期検診がとても大切になります。

犬の腎臓病の予防と日常ケア

続いて、犬の腎臓病の予防と日常ケアについて解説します。

新鮮な水をいつでも飲めるように

水分は、腎臓の負担を減らす大事な要素。器はこまめに洗い、水を清潔に保ちましょう。

塩分やリンを控えめに

人間の食べ物は塩分が多すぎるため、犬には絶対に与えないようにしましょう。犬用フードでも、成分表示を確認し、塩分・リンが少なめのものを。

良質なたんぱく質をバランスよく

フードは量よりも質が大切です。高品質な動物性たんぱく質を適量与えましょう。

年1~2回の健康診断

特に7歳を過ぎたら、血液検査や尿検査で、腎臓の状態をチェックしましょう。早期発見につながります。

適度な運動と体重管理

肥満は腎臓の負担になるため、散歩や遊びで体型をキープしましょう。

こうした日常の積み重ねが、腎臓の健康寿命を延ばすことにつながります。「少しでも早く気付く」「負担を減らす」ことが最大の予防です。

腎臓ケアにおすすめのサプリメント3選

最後に、腎臓ケアにおすすめのサプリメントをご紹介します。

ウロアクトプラス

ウロアクトプラスは、犬の腎臓や尿路の健康をサポートするサプリメントです。腎臓病や尿路トラブルで増える老廃物や、酸化ストレスにアプローチします。小粒カプセルで与えやすいのが特徴的です。

期待できるサポート効果

  • 腎臓の血流改善と機能維持
  • 老廃物の蓄積を抑える
  • 尿路の炎症や酸化ダメージ軽減

URL:ウロアクトプラス

カリナールコンボ

カリナールコンボは、腎臓病で溜まりやすい毒素や老廃物を吸着して排出し、腎臓への負担を減らします。粉末タイプのため、フードに混ぜやすいのが特徴的です。

期待できるサポート効果

  • 血中リン値の上昇を抑える
  • 老廃物の蓄積を減らす
  • 腎臓の負担を軽減し、機能維持を助ける

URL:カリナールコンボ

アゾディル

アゾディルは、犬の腎臓病の進行を遅らせるサプリメントです。腎臓が弱ると体内に溜まりやすくなる尿毒素を、腸内で分解して減らす働きがあります。

期待できるサポート効果

  • 尿毒素の蓄積を減らす
  • 食欲や元気の維持をサポート
  • 腎臓病の症状悪化を抑える

URL:アゾディル

まとめ

犬の腎臓病は、一度悪化すると回復が難しいため、早期からの予防とケアが大切です。サプリメントはあくまで補助的な存在ですが、療法食や生活管理と組み合わせることで、愛犬のQOL(生活の質)向上に役立ちます。

気になる症状があれば自己判断せず、必ず動物病院で診察を受けましょう。

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