近年、犬の平均寿命が延びたことで、シニア期に入ってから認知症を発症する犬が増えています。「夜中に吠えるようになった」「ぼーっとする時間が増えた」「同じ場所をぐるぐる回っている」など、これまで見られなかった行動が見られたら、もしかすると認知症のサインかもしれません。
早期に気付いてケアを始めることで、進行を遅らせたり、生活の質を保ったりすることができます。今回の記事では、認知症の症状や原因、自宅でできる対策などについて解説します。ぜひ参考にしてみてください。
認知症の主な症状

飼い主さんが気付きやすい初期症状には、以下のようなものがあります。
- 昼夜逆転する
- 同じ場所をぐるぐる回る
- 物や壁にぶつかる
- トイレの失敗が増える
- 名前を呼んでも反応が鈍い
- 理由もなく吠えるようになる
上記のうち一つでも心当たりがあれば、認知症の可能性があるかもしれません。
なぜ認知症になるの?

犬の認知症は、年をとることで脳の働きが少しずつ衰えていくことで起こります。私たち人間と同じように、犬も年齢を重ねると「記憶力」や「判断力」が落ちてきます。
特に、脳の神経細胞がダメージを受けたり、脳の中の血流が悪くなったりすることで、考えたり覚えたりする力が弱くなってしまうのです。また、体の中で発生する活性酸素が脳の細胞を傷つけることも、認知症の原因の一つとされています。
自宅でできる認知症対策

認知症を完全に防ぐのは難しいものの、以下のようなケアで進行を遅らせることができます。
生活環境の見直し
認知症の犬は、不安を感じやすくなったり、物にぶつかってしまったりすることがあります。そのため、できるだけ安心して過ごせる環境を整えることが大切です。
たとえば、
- 家具の配置をシンプルにしてぶつかりにくくする
- 滑りにくいマットを敷いて転倒を防ぐ
- お気に入りの場所にベッドを用意して安心感を与える
- 夜間は薄明かりをつけると、徘徊や不安の軽減につながることも
こうした小さな工夫が、愛犬のストレスを減らし、落ち着いた生活につながります。
脳への刺激を与える
認知症の進行を少しでも遅らせるためには、脳に適度な刺激を与えることが大切です。
たとえば、
- 散歩コースを時々変えてみる
- おもちゃや知育グッズで遊ぶ時間を作る
- 名前を呼んで声をかける、アイコンタクトを増やす
こうした日常のちょっとした工夫が、愛犬の「考える力」や「反応する力」を保つ助けになります。
食事と栄養の見直し
認知症対策には、脳の健康を保つ栄養素を意識的に取り入れることが大切です。
特におすすめなのは、
- DHA・EPA(オメガ3脂肪酸)
- 抗酸化成分(ビタミンE・アスタキサンチンなど)
これらは通常のフードだけでは不足しやすいため、サプリメントで補うのも効果的な方法です。栄養バランスの見直しは、体全体の健康にもつながります。
サプリメントで脳の健康をサポート

高齢犬の認知機能を支えるためには、日々のフードだけでは補いきれない栄養をサプリメントでサポートするのも一つです。
以下に、認知症対策におすすめの犬用サプリメントをいくつかご紹介します。
デュオワン アイアール

デュオワン アイアールは、シニア犬の目と脳の健康をサポートするサプリメントです。特に「視力の衰え」や「認知症の初期サイン」が気になるわんちゃんにおすすめ。
粒が小さく、嗜好性も高いため与えやすいのも嬉しいポイントです。継続することで、見た目の変化だけでなく、行動の変化にも気付く飼い主さんが多くいます。
URL:デュオワンアイアール
アンチノールプラス

アンチノールプラスは、犬の健康を総合的にサポートする天然サプリメントです。特に関節・皮膚・心臓・脳の健康維持に役立ち、シニア犬に多く使われています。
カプセルタイプで、そのままでもごはんに混ぜてもOK!副作用の少ない天然成分なので、毎日の健康ケアに安心して取り入れられます。
URL:アンチノールプラス
わんこの瞳

わんこの瞳は、シニア犬の目と脳の健康をサポートする国産の犬用サプリメントです。目の衰えや認知症の予防・進行ケアを目的に、天然由来の抗酸化成分をたっぷり配合しています。
小粒で食べやすく、継続しやすいのも人気のポイント。「目がぱっちりしてきた」「夜の無駄吠えが減った」などの声も多く、口コミ評価も高いサプリメントです。
URL:わんこの瞳
まとめ
愛犬がいつまでも穏やかに暮らしていけるよう、認知症の兆候を見逃さず、早めにケアを始めることが大切です。サプリメントは治療薬ではありませんが、「今の状態を維持したい」「進行を少しでも遅らせたい」と願う飼い主さんにとって、心強いサポートになります。
毎日のスキンシップや声がけと一緒に、サプリメントもぜひ取り入れてみませんか?
コメント