「スタンダードプードルの里親になるためにはどうしたら良いの?」「スタンダードプードルを飼いたいけどどんな性格をしている?」そんな悩みをお持ちの方もいるのではないでしょうか。
どんな犬でも里親になるためにはいくつか条件があり、誰もが里親になれるとは限りません。また、スタンダードプードルを迎える際には、事前に性格や特徴、かかりやすい病気について知っておくことが大切です。
本記事では
- スタンダードプードルの特徴
- スタンダードプードルの性格
- スタンダードプードルのかかりやすい病気
- スタンダードプードルの里親になるための条件
- おすすめの里親サイト
についてご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
犬の里親のまとめ記事はこちらhttps://inunekotyaya.com/dog-foster-parents/

スタンダードプードルの特徴とは?

スタンダードプードルとは、フランス原産の犬種です。もともとは水猟犬として活躍しており、スリムでバランスの取れた体型をしています。
肉球が厚いのが特徴的で、走ったり泳いだりするのが得意です。また、被毛はふわふわとした巻き毛のシングルコートで、抜け毛は少ないですが、毛玉ができないようにこまめにブラッシングを行うことが大切といえるでしょう。
毛色はブラックやホワイト、グレー、ブラウン、アプリコット、クリーム、シルバーなどさまざまです。
スタンダードプードルの性格とは?

スタンダードプードルは、活発でフレンドリーな性格の持ち主です。飼い主や家族はもちろん、初対面の人やペットとも仲良くすることができます。
犬の知能ランキングでは2位を獲得するほど賢く、しつけがしやすい犬種です。一方、繊細でストレスを感じやすい一面もあり、飼い主の感情を察知する力を持っているため、しっかりとコミュニケーションを取ることが大切といえます。
また、活発で運動好きなため、1日1~2時間程度の運動量が必要になるでしょう。
スタンダードプードルのかかりやすい病気3選

続いて、スタンダードプードルのかかりやすい病気について解説します。スタンダードプードルのかかりやすい病気は、主に以下の3つです。
股関節形成不全
スタンダードプードルのかかりやすい病気の一つ目は、股関節形成不全です。スタンダードプードルは、遺伝や成長期での骨の発達の異常、肥満、激しい運動により股関節形成不全にかかりやすいといわれています。
股関節形成不全とは、股関節の骨が正常に成長せず、股関節が緩んだり、脱臼したりする病気です。股関節形成不全の主な症状は以下の通りです。
- 腰を左右に振るような歩き方
- 後ろ足がふらつく
- 階段に上がりたがらない
- 運動を嫌がる
- 横座りをするようになった
股関節形成不全の原因の70%が遺伝的な要因といわれ、残りの30%は環境要因で、肥満が大きな原因となっています。適切な食事を与え、適度な運動を心がけましょう。
胃拡張・胃捻転
二つ目は、胃拡張・胃捻転です。胃拡張・胃捻転は、特に胸郭の深い大型犬に多く発症するといわれています。
胃が空気や水、食事などにより膨らみ、ねじれることで臓器や周囲組織の血流が妨げられ、命に関わる緊急疾患です。
胃拡張・胃捻転の主な症状は以下の通りです。
- 吐きたくても吐けない
- お腹が張っている
- よだれが大量に出る
- 呼吸が苦しそう
- 落ち着きがない
- 座っていられない
胃拡張・胃捻転を防ぐためには、1回の食事で大量に与えず、回数を分けてあげることが大切です。また、食後すぐの運動は避けましょう。
脂漏症
三つ目は、脂漏症です。スタンダードプードルは巻き毛で皮膚の通気性が悪いため、脂漏症になりやすいといわれています。
脂漏症とは、皮脂の分泌やバランスが崩れることで起こる皮膚のトラブルです。皮脂が過剰に分泌される油性脂漏症と、皮脂の分泌が減って乾燥する乾性脂漏症があります。
脂漏症の主な症状は以下の通りです。
- 皮膚が脂っぽくベタつく
- 皮膚が乾燥してふけが出る
- 体臭が強くなる
- 毛が抜けたり、毛づやが悪くなる
脂漏症に明確な予防法はありませんが、日頃の被毛のケアや食事管理、生活環境を清潔に保つことが大切です。

スタンダードプードルの里親になるための条件

スタンダードプードルの里親になるためにはいくつか条件があり、誰でも里親になれるわけではありません。動物保護団体によっても必要な条件は異なりますが、主に以下のようなものが挙げられます。
家族全員の同意が得られている
スタンダードプードルを里親に迎えるために必要なことの一つ目は、家族全員の同意が得られていることです。家族に動物アレルギーを持つ方や、犬が嫌いな人がいる場合は、飼うことは難しいでしょう。
たとえば、「犬に部屋を汚されたくない」「犬は外で飼いたい」というような考えをお持ちの家族がいる場合は、里親になることはできません。
犬も家族の一員として考え、犬の行動や性格を理解し、犬が幸せに暮らせるよう接することが大切です。
ペット可の住宅に住んでいる
二つ目は、ペット可の住宅に住んでいることです。当たり前のことですが、ペット不可の住宅に住んでいる場合は、犬を飼うことはできません。
ペット不可の住宅で犬を飼うことはルール違反でもあり、契約違反として即時退去を命じられる可能性があります。違約金やクリーニング費用を請求されるほか、隣人からのクレームを受けることも考えられるでしょう。
そのため、犬を飼う場合には、ペット可の住宅に住んでいることが前提で、ペット不可の住宅に住んでいる場合はペット可の住宅に引っ越す必要があります。
終生飼養が可能
三つ目は、終生飼養が可能なことです。飼い主には、ペットがその命を終えるまで適切に飼養する「終生飼養」の責任があります。
飼い主が先に亡くなってしまった場合や、やむを得ず飼えなくなった場合でも、ペットが安全に暮らせる環境を用意してあげることが飼い主の責務です。
終生飼養に違反すると、懲戒刑や罰金刑に課せられる場合もあります。犬を飼う際には責任を持ち、寿命を迎えるまで適切に飼育することが重要です。
スタンダードプードルの生涯費用はいくら?
四つ目は、スタンダードプードルの生涯費用について事前に知っておくことです。スタンダードプードル飼う際には、長く一緒に暮らすためにも費用面について十分に考える必要があるでしょう。
犬を飼うのにかかる費用には、次のようなものがあります。
- フードやおやつ
- ケージ
- 食器
- リードやハーネス
- ワクチンや健康診断
- シャンプーやトリミング代
- 避妊・去勢手術代
- マイクロチップ代
犬を飼うのにかかる費用は、犬種や個体差、飼育環境、健康状態によっても変わります。「一般社団法人ペットフード協会」による調査では、2024年の犬の生涯必要経費は平均で¥2,711,875となりました。
参考:一般社団法人 ペットフード協会 「令和6年 全国犬猫実態調査 (犬 生涯必要経費)」
犬を迎えるためには、必要な経費を把握しておくことが大切です。決して小さな金額では無いため、犬を迎えようと考えている方は頭に入れておく必要があります。仕事が忙しくて犬との時間がなかなか取れない場合や、経済的に余裕が無い場合は、犬を飼うのは難しいといえるでしょう。
犬の里親になるためには、動物保護団体によっても異なりますが、中には厳しい条件が設定されている場合があります。これは、保護犬が過去に虐待や捨てられたなどの辛い経験をしたことがあることを生かし、二度と同じような思いをさせないためです。そのため、里親になる際には覚悟と責任が必要になります。
おすすめの里親サイト3選

最後におすすめの里親サイトについて紹介します。おすすめの里親サイトは、以下の通りです。
ペットの窓口

おすすめの里親サイトの一つ目は、ペットの窓口です。ペットの窓口とは、ペットと信頼できる家族をつなぐための場です。
ペットを新しい家族として迎え入れたいけど、タイミングもあり、なかなか実現できない人のためのサイトといえるでしょう。事前に迎え入れ希望の家族の方に、現在の環境などを登録してもらい、その事前情報をもとに保護団体の方から連絡が来ます。不明な点は、安心できるまで自由にやり取りすることができます。

ジモティー
二つ目は、ジモティーです。ジモティーは、全国の犬の里親募集の掲示板です。
やむを得ず手放すことになったペットの命を「救ってほしい方」と「救いたい方」をつなぐ場として運営しています。
里親になるためには身分証の提示が必要で、年間約7000頭の犬猫がジモティーを通して譲渡されています。
ホームページ:ジモティー
OMUSUBI
三つ目は、OMUSUBIです。OMUSUBIは、審査制の保護犬・保護猫マッチングサイトです。
審査を通過した保護団体のみ募集を行っており、全国200団体以上が登録しています。また、犬猫を迎える際に大切な相性診断を行うことができ、ライフスタイルや好みなどの質問に答えるだけで、保護犬猫との相性度を知ることができます。
譲渡した際にはOMUSUBI Family特典を受けることができ、安心して新生活をスタートすることが可能です。
ホームページ:OMUSUBI
まとめ
今回の記事では、スタンダードプードルの特徴や性格、スタンダードプードルのかかりやすい病気、スタンダードプードルの里親になるための条件などについてご紹介しました。
スタンダードプードルを迎え入れる際には、特徴や性格、かかりやすい病気について事前に理解しておくことが大切です。また、里親になる際には条件があるため、その条件を満たす必要があります。
里親になるためにはさまざまなサイトがあるため、参考にして頂ければ幸いです。犬を迎え入れる場合は犬が寿命を全うするまで、責任を持ってお世話してあげましょう。
コメント