スコティッシュフォールドの里親になるための条件とは？おすすめの里親サイトも紹介

「スコティッシュフォールドの里親になるためにはどうしたら良いの？」「スコティッシュフォールドを飼いたいけどどんな性格をしている？」そんな悩みをお持ちの方もいるのではないでしょうか。

どんな猫でも里親になるためにはいくつか条件があり、誰もが里親になれるとは限りません。また、スコティッシュフォールドを迎える際には、事前に特徴や性格、かかりやすい病気について知っておくことが大切です。

本記事では

スコティッシュフォールドの特徴
スコティッシュフォールドの性格
スコティッシュフォールドのかかりやすい病気
スコティッシュフォールドの里親になるための条件
おすすめの里親サイト

についてご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

スコティッシュフォールドの特徴とは？
スコティッシュフォールドの性格とは？
スコティッシュフォールドのかかりやすい病気3選
スコティッシュフォールドの里親になるための条件
おすすめの里親サイト3選
まとめ

スコティッシュフォールドの特徴とは？

スコティッシュフォールドとは、スコットランド原産の猫種です。自然発生した猫種で、折れ耳などの見た目のユニークさが注目され、飼育や繫殖が始まったといわれています。

骨格がしっかりとしており、全体的にずんぐりむっくりな体つきをしています。丸い顔と大きな目、前に倒れた小さな耳が特徴的で、ぬいぐるみのような猫としても親しまれているのだとか。

被毛は、密で柔らかい触りごこちの短毛と、ふわふわとした触りごこちの長毛の2種類に分けられます。短毛種は週1～2回のブラッシングで大丈夫ですが、長毛種の場合は毎日のブラッシングがおすすめです。

毛色は、ホワイトやブラック、ブルー、キャリコ（三毛）、バイカラー、ポイントカラーなどバリエーション豊富です。

スコティッシュフォールドの性格とは？

スコティッシュフォールドは、とても穏やかで優しい性格の持ち主です。のんびり屋さんで落ち着いている子が多く、あまり鳴かないのが特徴的といえるでしょう。

飼い主に対しては甘え上手ですが、甘えるといってもベタベタではなく、静かに寄り添うタイプなのだとか。性格が穏やかなため、他のペットや子どもとも比較的仲良くできます。

しかし、個体差があり、無理に関わらせるのはストレスになってしまうこともあるため注意しましょう。

スコティッシュフォールドのかかりやすい病気3選

続いて、スコティッシュフォールドのかかりやすい病気について解説します。スコティッシュフォールドのかかりやすい病気は、主に以下の3つです。

骨軟骨異形成症

スコティッシュフォールドのかかりやすい病気の一つ目は、骨軟骨異形成症です。スコティッシュフォールドの特徴である「折れ耳」は、軟骨が正常に発達しない遺伝子変異によって起こります。

骨軟骨異形成症とは、骨や軟骨に異常が生じるのが特徴です。骨軟骨異形成症の主な症状は以下の通りです。

手足やしっぽの関節が太くなって変形する
歩きずらそうにする
ジャンプをするのを嫌がる
足を投げ出すような「スコ座り」

骨軟骨異形成症は遺伝性疾患のため、明確な予防方法はありませんが、無理な運動をさせないことや、体重管理をしっかり行い、関節などに負担をかけないことが大切です。

肥大型心筋症

二つ目は、肥大型心筋症です。スコティッシュフォールドは遺伝的に肥大型心筋症になりやすいといわれています。

肥大型心筋症とは、心臓の筋肉が厚くなり、血液の流れが悪くなる病気です。肥大型心筋症の主な症状は以下の通りです。

呼吸困難
胸水、腹水
元気消失
後肢の麻痺
突然死

明確な予防方法はありませんが、定期的に健康診断を行うことで早期発見・早期治療を行うことが大切です。

外耳炎

三つ目は、外耳炎です。スコティッシュフォールドは折れ耳のため耳が蒸れやすく、細菌が繁殖しやすい環境にあります。

外耳炎とは、耳の入り口から鼓膜までの間に炎症が起きる病気です。外耳炎の主な症状は以下の通りです。

かゆみ
赤みや腫れ
耳垢の増加
頭を振る
独特なにおい

外耳炎を予防するためには、耳を清潔に保つことが大切です。自宅で耳掃除をする場合には、コットンなどを使い見える範囲の汚れを取り除くようにしてあげます。

綿棒などを使って耳掃除をすると、耳の粘膜を傷つけたり、炎症を起こして悪化してしまう可能性があるため注意が必要です。自宅での耳掃除が不安な場合は、動物病院などで行ってもらいましょう。

スコティッシュフォールドの里親になるための条件

スコティッシュフォールドの里親になるためにはいくつか条件があり、誰もが里親になれるわけではありません。動物保護団体によっても必要な条件は異なりますが、主に以下のようなものが挙げられます。

家族全員の同意が得られている

スコティッシュフォールドの里親になるための条件の一つ目は、家族全員の同意が得られていることです。家族に動物アレルギーを持つ方や、猫が嫌いな人がいる場合は、飼うことは難しいでしょう。

たとえば、「猫に部屋を汚されたくない」「猫は外で飼いたい」というような考えをお持ちの家族がいる場合は、里親になることはできません。

猫も家族の一員として考え、猫の行動や性格を理解し、猫が幸せに暮らせるよう接することが大切です。

ペット可の住宅に住んでいる

二つ目は、ペット可の住宅に住んでいることです。当たり前のことですが、ペット不可の住宅に住んでいる場合は、猫を飼うことはできません。

ペット不可の住宅で猫を飼うことはルール違反でもあり、契約違反として即時退去を命じられる可能性があります。違約金やクリーニング費用を請求されるほか、隣人からのクレームを受けることも考えられるでしょう。

そのため、猫を飼う場合には、ペット可の住宅に住んでいることが前提で、ペット不可の住宅に住んでいる場合はペット可の住宅に引っ越す必要があります。

完全室内飼育ができるか

三つ目は、完全室内飼育ができるかどうかです。完全室内飼育は、猫の健康と安全を守るために必要なことです。

たとえば、交通事故や感染症の予防、寄生虫の予防など完全室内飼育にはたくさんのメリットがあります。また、外部の危険要因を避けることで、猫の平均寿命が伸びる傾向にあります。

室内環境を工夫し、猫が快適に暮らせる部屋作りを行うことが大切です。

スコティッシュフォールドの生涯費用はいくら？

四つ目は、スコティッシュフォールドの生涯費用について事前に知っておくことです。スコティッシュフォールドを飼う際には、長く一緒に暮らすためにも費用面について十分に考える必要があるでしょう。

猫を飼うのにかかる費用には、次のようなものがあります。

フードやおやつ
ケージ
食器
キャットタワー
おもちゃ
爪とぎ
ワクチンや健康診断
避妊・去勢手術代
マイクロチップ代

猫を飼うのにかかる費用は、猫種や個体差、飼育環境、健康状態によっても変わります。「一般社団法人ペットフード協会」による調査では、2024年の室内飼い猫の生涯必要経費は平均で￥1,725,072となりました。

参考：一般社団法人ペットフード協会「令和6年全国犬猫実態調査（猫生涯必要経費）」

猫を迎えるためには、必要な経費を把握しておくことが大切です。決して小さな金額では無いため、猫を迎えようと考えている方は頭に入れておく必要があります。仕事が忙しくて猫との時間がなかなか取れない場合や、経済的に余裕が無い場合は、猫を飼うのは難しいといえるでしょう。

猫の里親になるためには、動物保護団体によっても異なりますが、中には厳しい条件が設定されている場合があります。これは、保護猫が過去に虐待や捨てられたなどの辛い経験をしたことがあることを生かし、二度と同じような思いをさせないためです。そのため、里親になる際には覚悟と責任が必要になるでしょう。

まとめ

今回の記事では、スコティッシュフォールドの特徴や性格、スコティッシュフォールドのかかりやすい病気、スコティッシュフォールドの里親になるための条件などについてご紹介しました。

スコティッシュフォールドを迎え入れる際には、特徴や性格、かかりやすい病気について事前に理解しておくことが大切です。また、里親になる際には条件があるため、その条件を満たす必要があります。

里親になるためにはさまざまなサイトがあるため、参考にして頂ければ幸いです。猫を迎え入れる場合は猫が寿命を全うするまで、責任を持ってお世話してあげましょう。