「ロシアンブルーの里親になるためにはどうしたら良いの?」「ロシアンブルーを飼いたいけどどんな性格をしている?」そんな悩みをお持ちの方もいるのではないでしょうか。
里親になるためには条件がいくつかあり、誰もが里親になれるとは限りません。また、ロシアンブルーを迎えるにあたり、事前に特徴や性格、かかりやすい病気について知っておくことが大切です。
本記事では
- ロシアンブルーの特徴
- ロシアンブルーの性格
- ロシアンブルーのかかりやすい病気
- ロシアンブルーの里親になるための条件
- おすすめの里親サイト
についてご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

ロシアンブルーの特徴とは?

ロシアンブルーは、その名の通りロシア原産の猫種です。北極圏に近い寒冷な地域で、自然発生したと考えられています。
細身で筋肉質な体を持ち、エメラルドグリーンの大きな目が特徴的といえるでしょう。また、口元が少し上がっていて、微笑んでいるように見えるのもチャームポイントです。
被毛は短毛種でありながらダブルコートで、シルクのような肌触りをしています。抜け毛は比較的少なめですが、換毛期にはそれなりに抜けるためこまめなブラッシングをおすすめします。
毛色は、全身がほぼ均一なブルーで、模様などは基本的にありません。毛の先端に銀色の光沢があり、光に当たると被毛全体が銀色に輝くように見えるでしょう。
ロシアンブルーの性格とは?飼いにくいって本当?

ロシアンブルーは、穏やかで静かな性格の持ち主です。無駄に鳴くことが少なく、基本的に落ち着いた性格をしています。
飼い主のことが大好きで忠実なため「犬のような猫」と呼ばれることもあるのだとか。初対面の人や慣れない環境には警戒心を見せることが多いですが、時間をかけて少しずつ心を開きます。
また、とても賢く、ドアを開けたり、ルールをすぐに覚えたりする子もいます。そのため、しつけはしやすい猫種といえるでしょう。
ロシアンブルーのかかりやすい病気3選

続いて、ロシアンブルーのかかりやすい病気について解説します。ロシアンブルーのかかりやすい病気は、主に以下の3つです。
尿石症
ロシアンブルーのかかりやすい病気の一つ目は、尿石症です。ロシアンブルーは、体質的に泌尿器がデリケートな子が多く、尿石症にかかりやすいといわれています。
尿石症とは、腎臓や膀胱、尿道などに結石ができて、排尿が困難になってしまう病気です。尿石症の主な症状は以下の通りです。
- トイレに行く回数が増える
- 尿が少ししか出ない
- 尿をする時に痛がる
- 血尿が出る
- 粗相をする
- 排尿時に大声で鳴く
尿石症を予防するためには、こまめな水分補給と食事管理が大切です。いつでも新鮮な水をたっぷりと飲める環境を作ってあげましょう。
糖尿病
二つ目は、糖尿病です。ロシアンブルーは太りやすい体質のため、糖尿病にかかりやすいといわれています。
糖尿病とは、インスリンというホルモンの働きが不足することで、血液中のブドウ糖が高くなる病気です。糖尿病の主な症状は以下の通りです。
- 多飲多尿
- 体重減少
- 元気消失
- 被毛のツヤがなくなる
糖尿病を予防するためには、適度な運動で肥満を予防したり、定期的な健康診断を行ったりすることが大切です。
肥大型心筋症
三つ目は、肥大型心筋症です。ロシアンブルーは遺伝的に肥大型心筋症になりやすいといわれています。
肥大型心筋症とは、心臓の筋肉が厚くなり、血液の流れが悪くなる病気です。肥大型心筋症の主な症状は以下の通りです。
- 呼吸困難
- 胸水、腹水
- 元気消失
- 後肢の麻痺
- 突然死
明確な予防方法はありませんが、定期的に健康診断を行うことで早期発見・早期治療を行うことが大切です。

ロシアンブルーの里親になるための条件

ロシアンブルーの里親になるためにはいくつか条件があり、誰もが里親になれるとは限りません。動物保護団体によっても必要な条件は異なりますが、主に以下のようなものが挙げられます。
家族全員の同意が得られている
ロシアンブルーの里親になるための条件の一つ目は、家族全員の同意が得られていることです。家族に動物アレルギーを持つ方や、猫が嫌いな人がいる場合は、飼うことは難しいでしょう。
たとえば、「猫に部屋を汚されたくない」「猫は外で飼いたい」というような考えをお持ちの家族がいる場合は、里親になることはできません。
猫も家族の一員として考え、猫の行動や性格を理解し、猫が幸せに暮らせるよう接することが大切です。
ペット可の住宅に住んでいる
二つ目は、ペット可の住宅に住んでいることです。当たり前のことですが、ペット不可の住宅に住んでいる場合は、猫を飼うことはできません。
ペット不可の住宅で猫を飼うことはルール違反でもあり、契約違反として即時退去を命じられる可能性があります。違約金やクリーニング費用を請求されるほか、隣人からのクレームを受けることも考えられるでしょう。
そのため、猫を飼う場合には、ペット可の住宅に住んでいることが前提で、ペット不可の住宅に住んでいる場合はペット可の住宅に引っ越す必要があります。
完全室内飼育ができるか
三つ目は、完全室内飼育ができるかどうかです。完全室内飼育は、猫の健康と安全を守るために必要なことです。
たとえば、交通事故や感染症の予防、寄生虫の予防など完全室内飼育にはたくさんのメリットがあります。また、外部の危険要因を避けることで、猫の平均寿命が伸びる傾向にあります。
室内環境を工夫し、猫が快適に暮らせる部屋作りを行いましょう。
ロシアンブルーの生涯費用はいくら?
四つ目は、ロシアンブルーの生涯費用について事前に知っておくことです。ロシアンブルーを飼う際には、長く一緒に暮らすためにも費用面について十分に考える必要があるでしょう。
猫を飼うのにかかる費用には、次のようなものがあります。
- フードやおやつ
- ケージ
- 食器
- キャットタワー
- おもちゃ
- 爪とぎ
- ワクチンや健康診断
- 避妊・去勢手術代
- マイクロチップ代
猫を飼うのにかかる費用は、猫種や個体差、飼育環境、健康状態によっても変わります。「一般社団法人ペットフード協会」による調査では、2024年の室内飼い猫の生涯必要経費は平均で¥1,725,072となりました。
参考:一般社団法人 ペットフード協会 「令和6年 全国犬猫実態調査 (猫 生涯必要経費)」
猫を迎えるためには、必要な経費を把握しておくことが大切です。決して小さな金額では無いため、猫を迎えようと考えている方は頭に入れておく必要があります。仕事が忙しくて猫との時間がなかなか取れない場合や、経済的に余裕が無い場合は、猫を飼うのは難しいといえるでしょう。
猫の里親になるためには、動物保護団体によっても異なりますが、中には厳しい条件が設定されている場合があります。これは、保護猫が過去に虐待や捨てられたなどの辛い経験をしたことがあることを生かし、二度と同じような思いをさせないためです。そのため、里親になる際には覚悟と責任が必要になるでしょう。
おすすめの里親サイト3選

最後におすすめの里親サイトについて紹介します。おすすめの里親サイトは、以下の通りです。
ペットの窓口
おすすめの里親サイトの一つ目は、ペットの窓口です。ペットの窓口とは、ペットと信頼できる家族をつなぐための場です。
ペットを新しい家族として迎え入れたいけど、タイミングもあり、なかなか実現できない人のためのサイトといえるでしょう。事前に迎え入れ希望の家族の方に、現在の環境などを登録してもらい、その事前情報をもとに保護団体の方から連絡が来ます。不明な点は、安心できるまで自由にやり取りすることができます。

ジモティー
二つ目は、ジモティーです。ジモティーは、全国の犬の里親募集の掲示板です。
やむを得ず手放すことになったペットの命を「救ってほしい方」と「救いたい方」をつなぐ場として運営しています。
里親になるためには身分証の提示が必要で、年間約7000頭の犬猫がジモティーを通して譲渡されています。
ホームページ:ジモティー
いつでも里親募集中
三つ目は、いつでも里親募集中です。いつでも里親募集中は、犬猫の里親探しをしている人と飼い主になりたい人をつなげるサイトです。
犬猫の詳細なプロフィール、性格、健康状態などが紹介されており、自分に合った犬猫を見つけることができます。また、地域ごとに検索でき、全国の動物保護団体や個人が登録した情報を閲覧することが可能です。
里親になりたい方は、会員登録をし、里親申し込みボタンを押すことで、掲載者とメッセージのやり取りができるようになります。
ホームページ:いつでも里親募集中
まとめ
今回の記事では、ロシアンブルーの特徴や性格、ロシアンブルーのかかりやすい病気、ロシアンブルーの里親になるための条件などについてご紹介しました。
ロシアンブルーを迎え入れる際には、特徴や性格、かかりやすい病気について事前に理解しておくことが大切です。また、里親になる際には条件があるため、その条件を満たす必要があります。
里親になるためにはさまざまなサイトがあるため、参考にして頂ければ幸いです。猫を迎え入れる場合は猫が寿命を全うするまで、責任を持ってお世話してあげましょう。
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