「マンチカンの里親になるためにはどうしたら良いの?」「マンチカンを飼いたいけどどんな性格をしている?」そんな悩みをお持ちの方もいるのではないでしょうか。
どんな猫でも里親になるためにはいくつか条件があり、誰もが里親になれるとは限りません。また、マンチカンを迎える際には、事前に特徴や性格、かかりやすい病気について知っておくことが大切です。
本記事では
- マンチカンの特徴
- マンチカンの性格
- マンチカンのかかりやすい病気
- マンチカンの里親になるための条件
- おすすめの里親サイト
についてご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

マンチカンの特徴とは?

マンチカンとは、イギリス原産の猫種です。マンチカンは品種改良されたわけではなく、突然変異により自然発生した品種です。
胴に比べて足がとても短いのが特徴的で、ダックスフンドの猫版ともいわれています。また、短い足ながら筋肉質で、ジャンプ力や運動能力は高いです。
被毛は長毛と短毛どちらも存在し、細く柔らかい直毛をしています。毛色はクリームや白、黒、茶などさまざまでバリエーションが豊富です。
マンチカンの性格とは?

マンチカンは人懐っこく、好奇心旺盛な性格の持ち主です。飼い主のことが大好きで、他の動物や子どもとも仲良くできるフレンドリーさがあります。
また、おもちゃや探検が大好きで、新しいものや音にすぐに反応します。活発な一面もありますが、優しい気質を持っているため、初めて猫を飼う人でも飼いやすいでしょう。
マンチカンのかかりやすい病気3選

続いて、マンチカンのかかりやすい病気について解説します。マンチカンのかかりやすい病気は、主に以下の3つです・
軟骨形成不全
マンチカンのかかりやすい病気の一つ目は、軟骨形成不全です。マンチカンのような短足な猫は、遺伝的な要因により軟骨形成不全になりやすいといわれています。
軟骨形成不全とは、骨や関節が正常に成長・発達できない病気です。軟骨形成不全の主な症状は以下の通りです。
- 足の変形
- 歩き方がおかしい
- 運動したがらない
- 関節の痛み
軟骨形成不全は遺伝的な病気のため予防するのは難しいですが、適正な体重管理や滑りにくい床材を使用して、関節に負担をかけないことが大切です。
椎間板ヘルニア
二つ目は、椎間板ヘルニアです。マンチカンは短足のため腰に負担がかかりやすく、椎間板ヘルニアを発症しやすい傾向にあります。
椎間板ヘルニアとは、背骨の椎間板が変形して神経を圧迫することで、痛みや麻痺などの症状を引き起こす病気です。椎間板ヘルニアの主な症状は以下の通りです。
- 触られるのを嫌がる
- 活動性の低下
- 歩くときにふらつく
- 足を引きずる
- 後肢の麻痺
- 排尿・排泄障害
椎間板ヘルニアを予防するためには、適正な体重管理を行い、足腰への負担をかけないようにすることが大切です。
外耳炎
三つ目は、外耳炎です。マンチカンの中でも耳が折れている個体は特に耳が蒸れやすく、細菌が繁殖しやすい環境にあります。
外耳炎とは、耳の入り口から鼓膜までの間に炎症が起きる病気です。外耳炎の主な症状は以下の通りです。
- かゆみ
- 赤みや腫れ
- 耳垢の増加
- 頭を振る
- 独特なにおい
外耳炎を予防するためには、耳を清潔に保つことが大切です。自宅で耳掃除をする場合には、コットンなどを使い見える範囲の汚れを取り除くようにしてあげます。
綿棒などを使って耳掃除をすると、耳の粘膜を傷つけたり、炎症を起こして悪化してしまう可能性があるため注意が必要です。自宅での耳掃除が不安な場合は、動物病院などで行ってもらいましょう。

マンチカンの里親になるための条件

マンチカンの里親になるためにはいくつか条件があり、誰でも里親になれるわけではありません。動物保護団体によっても必要な条件は異なりますが、主に以下のようなものが挙げられます。
家族全員の同意が得られている
マンチカンの里親になるための条件の一つ目は、家族全員の同意が得られていることです。家族に動物アレルギーを持つ方や、猫が嫌いな人がいる場合は、飼うことは難しいでしょう。
たとえば、「猫に部屋を汚されたくない」「猫は外で飼いたい」というような考えをお持ちの家族がいる場合は、里親になることはできません。
猫も家族の一員として考え、猫の行動や性格を理解し、猫が幸せに暮らせるよう接することが大切です。
ペット可の住宅に住んでいる
二つ目は、ペット可の住宅に住んでいることです。当たり前のことですが、ペット不可の住宅に住んでいる場合は、猫を飼うことはできません。
ペット不可の住宅で猫を飼うことはルール違反でもあり、契約違反として即時退去を命じられる可能性があります。違約金やクリーニング費用を請求されるほか、隣人からのクレームを受けることも考えられるでしょう。
そのため、猫を飼う場合には、ペット可の住宅に住んでいることが前提で、ペット不可の住宅に住んでいる場合はペット可の住宅に引っ越す必要があります。
完全室内飼育ができるか
三つ目は、完全室内飼育ができるかどうかです。完全室内飼育は、猫の健康と安全を守るために必要なことです。
たとえば、交通事故や感染症の予防、寄生虫の予防など完全室内飼育にはたくさんのメリットがあります。また、外部の危険要因を避けることで、猫の平均寿命が伸びる傾向にあります。
室内環境を工夫し、猫が快適に暮らせる環境作りを行いましょう。
マンチカンの生涯費用はいくら?
四つ目は、マンチカンの生涯費用について事前に知っておくことです。マンチカンを飼う際には、長く一緒に暮らすためにも費用面について十分に考える必要があるでしょう。
猫を飼うのにかかる費用には、次のようなものがあります。
- フードやおやつ
- ケージ
- 食器
- キャットタワー
- おもちゃ
- 爪とぎ
- ワクチンや健康診断
- 避妊・去勢手術代
- マイクロチップ代
猫を飼うのにかかる費用は、猫種や個体差、飼育環境、健康状態によっても変わります。「一般社団法人ペットフード協会」による調査では、2024年の室内飼い猫の生涯必要経費は平均で¥1,725,072となりました。
参考:一般社団法人 ペットフード協会 「令和6年 全国犬猫実態調査 (猫 生涯必要経費)」
猫を迎えるためには、必要な経費を把握しておくことが大切です。決して小さな金額では無いため、猫を迎えようと考えている方は頭に入れておく必要があります。仕事が忙しくて猫との時間がなかなか取れない場合や、経済的に余裕が無い場合は、猫を飼うのは難しいといえるでしょう。
猫の里親になるためには、動物保護団体によっても異なりますが、中には厳しい条件が設定されている場合があります。これは、保護猫が過去に虐待や捨てられたなどの辛い経験をしたことがあることを生かし、二度と同じような思いをさせないためです。そのため、里親になる際には覚悟と責任が必要になるでしょう。
おすすめの里親サイト3選

最後におすすめの里親サイトについて紹介します。おすすめの里親サイトは、以下の通りです。
ペットの窓口

おすすめの里親サイトの一つ目は、ペットの窓口です。ペットの窓口とは、ペットと信頼できる家族をつなぐための場です。
ペットを新しい家族として迎え入れたいけど、タイミングもあり、なかなか実現できない人のためのサイトといえるでしょう。事前に迎え入れ希望の家族の方に、現在の環境などを登録してもらい、その事前情報をもとに保護団体の方から連絡が来ます。不明な点は、安心できるまで自由にやり取りすることができます。

ハグー

二つ目は、ハグーです。ハグーは、飼い主がいない動物の里親を探している人と、里親になりたい人をマッチングさせるサイトです。
犬、猫、ウサギ、小動物、鳥、魚、爬虫類などさまざまな種類の動物が募集されています。里親としてお迎えしたいペットを探し、気になるペットがいたら里親募集者に連絡します。
里親募集者とメッセージのやり取りをし、対面でのペットの受け渡しをするため安心です。
ホームページ:ハグー
ペットのおうち

三つ目は、ペットのおうちです。ペットのおうちは、全国から里親を募集している保護ペットの情報が届きます。
ペットの飼育が困難になった飼い主や、動物の保護活動者が里親募集を掲載しています。里親を希望する人がサイト上で応募し、掲載者が複数の里親希望者の中から適切な人を選び、安心して譲渡できる仕組みです。
ホームページ:ペットのおうち
まとめ
今回の記事では、マンチカンの特徴や性格、マンチカンのかかりやすい病気、マンチカンの里親になるための条件などについてご紹介しました。
マンチカンを迎え入れる際には、特徴や性格、かかりやすい病気について事前に理解しておくことが大切です。また、里親になる際には条件があるため、その条件を満たす必要があります。
里親になるためにはさまざまなサイトがあるため、参考にして頂ければ幸いです。猫を迎え入れる場合は猫が寿命を全うするまで、責任を持ってお世話してあげましょう。
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