「ミヌエットの里親になるためにはどうしたら良いの?」「ミヌエットを飼いたいけどどんな性格をしている?」そんな悩みをお持ちの方もいるのではないでしょうか。
どんな猫でも里親になるためにはいくつか条件があり、誰もが里親になれるとは限りません。また、ミヌエットを迎える際には、事前に特徴や性格、かかりやすい病気について知っておくことが大切です。
本記事では
- ミヌエットの特徴
- ミヌエットの性格
- ミヌエットのかかりやすい病気
- ミヌエットの里親になるための条件
- おすすめの里親サイト
についてご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

ミヌエットの特徴とは?

ミヌエットとは、アメリカ原産の猫種です。ペルシャ系の猫とマンチカンを交配して生まれた、比較的新しい品種といわれています。
マンチカン譲りの短い足と、ふわふわの毛が特徴的といえるでしょう。顔はペルシャ系の特徴を受け継いでおり、丸顔で目も大きく、可愛らしい顔立ちをしています。
被毛は長毛と短毛の2種類に分かれ、どちらも毛量が多いため、毎日のブラッシングが理想的といえます。毛色は、シルバーやクリーム、ブラウン、レッド、ホワイト、バイカラーなど模様も多種多様です。
ミヌエットの性格とは?

ミヌエットは、甘えん坊で人懐っこい性格の持ち主です。飼い主のそばにいるのが大好きで、飼い主にべったりなタイプの子も多いでしょう。
ペルシャ系の血を引き継いで、おっとりとした性格をしているため、他のペットや子どもとも比較的仲良くできます。また、マンチカンの要素も持ち合わせているため、好奇心旺盛で活発な一面も。おもちゃや探検が好きな子も多いようです。
ミヌエットのかかりやすい病気3選

続いて、ミヌエットのかかりやすい病気について解説しています。ミヌエットのかかりやすい病気は、主に以下の3つです。
多発性嚢胞腎
ミヌエットのかかりやすい病気の一つ目は、多発性嚢胞腎です。ペルシャ系の猫に多くみられる遺伝性の腎臓病で、腎臓に水の溜まった袋が多数でき、徐々に腎機能が低下してしまいます。
多発性嚢胞腎の主な症状は以下の通りです。
- 水をよく飲む
- おしっこの量が増える
- 食欲の低下
- 体重減少
- 元気がない
多発性嚢胞腎は初期の場合、無症状の場合があるため、定期的な検診で病気を早期発見することが大切といえるでしょう。発症してしまうと、完治することは難しいですが、適切な食事療法や投薬により進行を遅らせることは可能です。
変形性関節症
二つ目は、変形性関節症です。ミヌエットは四肢が短いため、変形性関節症のリスクが高い猫種といえます。
変形性関節症とは、関節の軟骨が損傷し、関節や骨が変形してしまう病気です。変形性関節症の主な症状は以下の通りです。
- 足を引きずる
- 手足や関節にこぶができる
- 関節が硬くなり、動きにくくなる
- 高い場所へ飛び乗らなくなる
- 食欲の低下
変形性関節症を予防するためには、適度な運動を心がけ、肥満にならないようにすることが大切です。また、関節に負担がかからないように、滑りやすい床は避け、段差を少なくするなどの環境を整えることも重要といえます。
流涙症
三つ目は、流涙症です。ミヌエットは鼻が短いため、流涙症になりやすい猫種です。
流涙症とは、目と鼻をつなぐ鼻涙管が詰まってしまい、涙が目から流れ出てしまう状態のことをいいます。流涙症の主な症状は以下の通りです。
- 目の周りが常に濡れている
- 目やにが出る
- 目を痒がる
- 涙によって毛が茶褐色になる
- 目が充血する
目の周りが濡れている場合は、こまめに拭いて清潔に保つことが大切です。また、気になる症状があれば、早めに動物病院を受診しましょう。

ミヌエットの里親になるための条件

ミヌエットの里親になるためにはいくつか条件があり、誰でも里親になれるわけではありません。動物保護団体によっても必要な条件は異なりますが、主に以下のようなものが挙げられます。
家族全員の同意が得られている
ミヌエットの里親になるための条件の一つ目は、家族全員の同意が得られていることです。家族に動物アレルギーを持つ方や、猫が嫌いな人がいる場合は、飼うことは難しいでしょう。
たとえば、「猫に部屋を汚されたくない」「猫は外で飼いたい」というような考えをお持ちの家族がいる場合は、里親になることはできません。
猫も家族の一員として考え、猫の行動や性格を理解し、猫が幸せに暮らせるよう接することが大切です。
ペット可の住宅に住んでいる
二つ目は、ペット可の住宅に住んでいることです。当たり前のことですが、ペット不可の住宅に住んでいる場合は、猫を飼うことはできません。
ペット不可の住宅で猫を飼うことはルール違反でもあり、契約違反として即時退去を命じられる可能性があります。違約金やクリーニング費用を請求されるほか、隣人からのクレームを受けることも考えられるでしょう。
そのため、猫を飼う場合には、ペット可の住宅に住んでいることが前提で、ペット不可の住宅に住んでいる場合はペット可の住宅に引っ越す必要があります。
完全室内飼育ができるか
三つ目は、完全室内飼育ができるかどうかです。完全室内飼育は、猫の健康と安全を守るために必要なことです。
たとえば、交通事故や感染症の予防、寄生虫の予防など完全室内飼育にはたくさんのメリットがあります。また、外部の危険要因を避けることで、猫の平均寿命が伸びる傾向にあります。
室内環境を工夫し、猫が快適に暮らせる部屋作りを行うことが大切です。
ミヌエットの生涯費用はいくら?
四つ目は、ミヌエットの生涯費用について事前に知っておくことです。ミヌエットを飼う際には、長く一緒に暮らすためにも費用面について十分に考える必要があるでしょう。
猫を飼うのにかかる費用には、次のようなものがあります。
- フードやおやつ
- ケージ
- 食器
- キャットタワー
- おもちゃ
- 爪とぎ
- ワクチンや健康診断
- 避妊・去勢手術代
- マイクロチップ代
猫を飼うのにかかる費用は、猫種や個体差、飼育環境、健康状態によっても変わります。「一般社団法人ペットフード協会」による調査では、2024年の室内飼い猫の生涯必要経費は平均で¥1,725,072となりました。
参考:一般社団法人 ペットフード協会 「令和6年 全国犬猫実態調査 (猫 生涯必要経費)」
猫を迎えるためには、必要な経費を把握しておくことが大切です。決して小さな金額では無いため、猫を迎えようと考えている方は頭に入れておく必要があります。仕事が忙しくて猫との時間がなかなか取れない場合や、経済的に余裕が無い場合は、猫を飼うのは難しいといえるでしょう。
猫の里親になるためには、動物保護団体によっても異なりますが、中には厳しい条件が設定されている場合があります。これは、保護猫が過去に虐待や捨てられたなどの辛い経験をしたことがあることを生かし、二度と同じような思いをさせないためです。そのため、里親になる際には覚悟と責任が必要になるでしょう。
おすすめの里親サイト3選

最後におすすめの里親サイトについて紹介します。おすすめの里親サイトは、以下の通りです。
ペットの窓口

おすすめの里親サイトの一つ目は、ペットの窓口です。ペットの窓口とは、ペットと信頼できる家族をつなぐための場です。
ペットを新しい家族として迎え入れたいけど、タイミングもあり、なかなか実現できない人のためのサイトといえるでしょう。事前に迎え入れ希望の家族の方に、現在の環境などを登録してもらい、その事前情報をもとに保護団体の方から連絡が来ます。不明な点は、安心できるまで自由にやり取りすることができます。

ジモティー
二つ目は、ジモティーです。ジモティーは、全国の犬の里親募集の掲示板です。
やむを得ず手放すことになったペットの命を「救ってほしい方」と「救いたい方」をつなぐ場として運営しています。
里親になるためには身分証の提示が必要で、年間約7000頭の犬猫がジモティーを通して譲渡されています。
ホームページ:ジモティー
ハグー
三つ目は、ハグーです。ハグーは、飼い主がいない動物の里親を探している人と、里親になりたい人をマッチングさせるサイトです。
犬、猫、ウサギ、小動物、鳥、魚、爬虫類などさまざまな種類の動物が募集されています。里親としてお迎えしたいペットを探し、気になるペットがいたら里親募集者に連絡します。
里親募集者とメッセージのやり取りをし、対面でのペットの受け渡しをするため安心です。
ホームページ:ハグー
まとめ
今回の記事では、ミヌエットの特徴や性格、ミヌエットのかかりやすい病気、ミヌエットの里親になるための条件などについてご紹介しました。
ミヌエットを迎え入れる際には、特徴や性格、かかりやすい病気について事前に理解しておくことが大切です。また、里親になる際には条件があるため、その条件を満たす必要があります。
里親になるためにはさまざまなサイトがあるため、参考にして頂ければ幸いです。猫を迎え入れる場合は猫が寿命を全うするまで、責任を持ってお世話してあげましょう。
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