ミニチュアピンシャーの里親になるための条件とは?おすすめの里親サイトも紹介

「ミニチュアピンシャーの里親になるためにはどうしたら良いの?」「ミニチュアピンシャーを飼いたいけどどんな性格をしている?」そんな悩みをお持ちの方もいるのではないでしょうか。

どんな犬でも里親になるためにはいくつか条件があり、誰もが里親になれるとは限りません。また、ミニチュアピンシャーを迎える際には、事前に性格や特徴、かかりやすい病気について知っておくことが大切です。

本記事では

  • ミニチュアピンシャーの特徴
  • ミニチュアピンシャーの性格
  • ミニチュアピンシャーのかかりやすい病気
  • ミニチュアピンシャーの里親になるための条件
  • おすすめの里親サイト

についてご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

犬の里親のまとめ記事はこちらhttps://inunekotyaya.com/dog-foster-parents/

ミニチュアピンシャーの特徴とは?

ミニチュアピンシャーとは、ドイツ原産の犬種です。もともとは愛玩犬として飼育されており、小型犬ながら筋肉質で引き締まった体つきをしています。

バランスの取れたシルエットは、小鹿のように見えるのが特徴的です。また、被毛はシングルコートで短く、光沢があり、つるつるとしています。

見た目に反して抜け毛は多いため、ラバーブラシなどで定期的にブラッシングをしてあげると良いでしょう。毛色は、主流のブラック&タンをはじめ、チョコレート&タン、レッドなどの単色の個体もいます。

ミニチュアピンシャーは「小さなドーベルマン」ともいわれますが、直接的な血縁関係はありません。

ミニチュアピンシャーの性格とは?

ミニチュアピンシャーは、明るく活発な性格の持ち主です。小型犬ながら運動量が多く、いつも楽しいことはないかと探すほど遊ぶことが大好きです。

飼い主には忠実で甘えん坊ですが、初対面の人に対しては警戒して吠えることもあります。また、自分の意思をしっかりと持っているため、気に入らないことには従わないことも。

しっかりとしたしつけを行わないと、わがままな性格になってしまう可能性があるため注意が必要です。また、運動不足になると問題行動を起こしたり、ストレスが溜まってしまったりするため、散歩などの時間を確保してあげましょう。

ミニチュアピンシャーのかかりやすい病気3選

続いて、ミニチュアピンシャーのかかりやすい病気について解説します。ミニチュアピンシャーのかかりやすい病気は、主に以下の3つです。

膝蓋骨脱臼

ミニチュアピンシャーのかかりやすい病気の一つ目は、膝蓋骨脱臼です。ミニチュアピンシャーなどの小型犬は、膝蓋骨の内側への脱臼が多く見られる傾向にあります。

膝蓋骨脱臼とは、膝のお皿が内側、または外側へ外れてしまう状態のことをいいます。膝蓋骨脱臼の主な症状は以下の通りです。

  • スキップのような歩き方をする
  • 後ろ足を上げたり伸ばしたりする
  • 膝から「ぱきぱき」といった音が聞こえる
  • 抱き上げた時に「キャン」と鳴いて嫌がる

膝蓋骨脱臼を予防するためには、膝に負担をかけないことが大切です。滑りやすいフローリングなどには、マットやカーペットを敷き、高い場所への乗り降りはなるべくさせないようにしましょう。また、体重管理をしっかりと行い、肥満を予防することが大切です。

脱毛症

二つ目は、脱毛症です。ミニチュアピンシャーには、カラー・ダイリューション・アロペシアと呼ばれる脱毛症や、パターン脱毛症などの脱毛症が見られることがあります。

カラー・ダイリューション・アロペシアとは、ブルーや灰色系の淡い色の部分で脱毛が起こる遺伝性疾患です。カラー・ダイリューション・アロペシアの主な症状は以下の通りです。

  • 淡い色部分の脱毛
  • 皮膚の黒ずみ
  • 皮膚の赤み、かゆみ
  • ふけ

また、パターン脱毛症とは、特定の部分に繰り返し脱毛が起こる皮膚病です。パターン脱毛症の主な症状は以下の通りです。

  • 左右対称に脱毛が起こる
  • かゆみは伴わない
  • 鼻先や耳介、頭部、太もも、腹部などに脱毛がみられる

皮膚病を予防するためには、シャンプーなどで皮膚を清潔に保ったり、オメガ3脂肪酸を含む食事を取り入れ、バランスの良い食事を心がけたりすることが大切といえるでしょう。

白内障

三つ目は、白内障です。ミニチュアピンシャーは、白内障になりやすい犬種といわれています。

白内障は水晶体が白く濁って視力が低下したり、失明したりする病気です。白内障の主な症状は以下の通りです。

  • 黒目が白くなる
  • 物にぶつかる
  • 動きがゆっくりになる

白内障は明確な予防法はありませんが、定期的に病院を受診し、早期発見・早期治療をすることで視力を保つことが大切です。

ミニチュアピンシャーの里親になるための条件

ミニチュアピンシャーの里親になるためにはいくつか条件があり、誰でも里親になれるわけではありません。動物保護団体によっても必要な条件は異なりますが、主に以下のようなものが挙げられます。

家族全員の同意が得られている

ミニチュアピンシャーを里親に迎えるために必要なことの一つ目は、家族全員の同意が得られていることです。家族に動物アレルギーを持つ方や、犬が嫌いな人がいる場合は、飼うことは難しいでしょう。

たとえば、「犬に部屋を汚されたくない」「犬は外で飼いたい」というような考えをお持ちの家族がいる場合は、里親になることはできません。

犬も家族の一員として考え、犬の行動や性格を理解し、犬が幸せに暮らせるよう接することが大切です。

ペット可の住宅に住んでいる

二つ目は、ペット可の住宅に住んでいることです。当たり前のことですが、ペット不可の住宅に住んでいる場合は、犬を飼うことはできません。

ペット不可の住宅で犬を飼うことはルール違反でもあり、契約違反として即時退去を命じられる可能性があります。違約金やクリーニング費用を請求されるほか、隣人からのクレームを受けることも考えられるでしょう。

そのため、犬を飼う場合には、ペット可の住宅に住んでいることが前提で、ペット不可の住宅に住んでいる場合はペット可の住宅に引っ越す必要があります。

終生飼養が可能

三つ目は、終生飼養が可能なことです。飼い主には、ペットがその命を終えるまで適切に飼養する「終生飼養」の責任があります。

飼い主が先に亡くなってしまった場合や、やむを得ず飼えなくなった場合でも、ペットが安全に暮らせる環境を用意してあげることが飼い主の責務です。

終生飼養に違反すると、懲戒刑や罰金刑に課せられる場合もあります。犬を飼う際には責任を持ち、寿命を迎えるまで適切に飼育することが重要です。

ミニチュアピンシャーの生涯費用はいくら?

四つ目は、ミニチュアピンシャーの生涯費用について事前に知っておくことです。ミニチュアピンシャーを飼う際には、長く一緒に暮らすためにも費用面について十分に考える必要があるでしょう。

犬を飼うのにかかる費用には、次のようなものがあります。

  • フードやおやつ
  • ケージ
  • 食器
  • リードやハーネス
  • ワクチンや健康診断
  • シャンプーやトリミング代
  • 避妊・去勢手術代
  • マイクロチップ代

犬を飼うのにかかる費用は、犬種や個体差、飼育環境、健康状態によっても変わります。「一般社団法人ペットフード協会」による調査では、2024年の犬の生涯必要経費は平均で¥2,711,875となりました。

参考:一般社団法人 ペットフード協会 「令和6年 全国犬猫実態調査 (犬 生涯必要経費)」

犬を迎えるためには、必要な経費を把握しておくことが大切です。決して小さな金額では無いため、犬を迎えようと考えている方は頭に入れておく必要があります。仕事が忙しくて犬との時間がなかなか取れない場合や、経済的に余裕が無い場合は、犬を飼うのは難しいといえるでしょう。

犬の里親になるためには、動物保護団体によっても異なりますが、中には厳しい条件が設定されている場合があります。これは、保護犬が過去に虐待や捨てられたなどの辛い経験をしたことがあることを生かし、二度と同じような思いをさせないためです。そのため、里親になる際には覚悟と責任が必要になるでしょう。

おすすめの里親サイト3選

最後におすすめの里親サイトについて紹介します。おすすめの里親サイトは、以下の通りです。

ペットの窓口

おすすめの里親サイトの一つ目は、ペットの窓口です。ペットの窓口とは、ペットと信頼できる家族をつなぐための場です。

ペットを新しい家族として迎え入れたいけど、タイミングもあり、なかなか実現できない人のためのサイトといえるでしょう。事前に迎え入れ希望の家族の方に、現在の環境などを登録してもらい、その事前情報をもとに保護団体の方から連絡が来ます。不明な点は、安心できるまで自由にやり取りすることができます。

OMUSUBI

二つ目は、OMUSUBIです。OMUSUBIは、審査制の保護犬・保護猫マッチングサイトです。

審査を通過した保護団体のみ募集を行っており、全国200団体以上が登録しています。また、犬猫を迎える際に大切な相性診断を行うことができ、ライフスタイルや好みなどの質問に答えるだけで、保護犬猫との相性度を知ることができます。

譲渡した際にはOMUSUBI Family特典を受けることができ、安心して新生活をスタートすることが可能です。

ホームページ:OMUSUBI

ペットのおうち

三つ目は、ペットのおうちです。ペットのおうちは、全国から里親を募集している保護ペットの情報が届きます。

ペットの飼育が困難になった飼い主や、動物の保護活動者が里親募集を掲載しています。里親を希望する人がサイト上で応募し、掲載者が複数の里親希望者の中から適切な人を選び、安心して譲渡できる仕組みです。

ホームページ:ペットのおうち

まとめ

今回の記事では、ミニチュアピンシャーの特徴や性格、ミニチュアピンシャーのかかりやすい病気、ミニチュアピンシャーの里親になるための条件などについてご紹介しました。

ミニチュアピンシャーを迎え入れる際には、特徴や性格、かかりやすい病気について事前に理解しておくことが大切です。また、里親になる際には条件があるため、その条件を満たす必要があります。

里親になるためにはさまざまなサイトがあるため、参考にして頂ければ幸いです。犬を迎え入れる場合は犬が寿命を全うするまで、責任を持ってお世話してあげましょう。

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現役愛玩動物看護師
柊 すずね

愛玩動物看護師歴5年/Webライター
愛玩動物看護師の実務経験を生かした、犬猫のお役立ち情報を発信しています。

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