「メインクーンの里親になるためにはどうしたら良いの?」「メインクーンを飼いたいけどどんな性格をしている?」そんな悩みをお持ちの方もいるのではないでしょうか。
里親になるためには条件がいくつかあり、誰もが里親になれるとは限りません。また、メインクーンを迎えるにあたり、事前に特徴や性格、かかりやすい病気について知っておくことが大切です。
本記事では
- メインクーンの特徴
- メインクーンの性格
- メインクーンのかかりやすい病気
- メインクーンの里親になるための条件
- おすすめの里親サイト
についてご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
猫の里親のまとめ記事はこちらhttps://inunekotyaya.com/cat-foster-parents/

メインクーンの特徴とは?

メインクーンとは、アメリカ原産の猫種です。アメリカのメイン州の厳しい寒さに適応した長毛の猫たちが自然に進化し、今のメインクーンになったといわれています。
大型でがっしりとしており、10㎏を超える個体も珍しくありません。長くふさふさとしたしっぽが特徴的で、体と同じくらいの長さになることもあるのだとか。しっぽは寒さから体を守るためにも使われるようです。
被毛は長くて厚いダブルコートで、冬の寒さにも耐えられる仕様になっています。メインクーンは長毛種ですが、他の長毛猫に比べると毛が絡まりにくいタイプといえます。
しかし、毛を健康に保つためや、毛玉を作らないためにも週2~3回のブラッシングが必要でしょう。毛色はブラックやホワイト、ブルー、レッドなどの単色から、タビー、パーティーカラーなどバリエーションが豊富です。
メインクーンの性格とは?

メインクーンは、穏やかで優しい性格の持ち主です。人間はもちろん、他の猫や犬とも仲良くすることができます。
飼い主の近くにいるのが好きですが「べったり」なタイプではなく、そっとそばにいる甘え方をします。抱っこは好き嫌いが分かれますが、足元に寝転んで甘えてくることが多いのだとか。
また、体が大きいわりに小さくてかわいい声で鳴くことが多いようです。適応力が高く、引っ越しや新しい環境にも比較的早く慣れてくれるでしょう。
メインクーンのかかりやすい病気3選

続いて、メインクーンのかかりやすい病気について解説しています。メインクーンのかかりやすい病気は、主に以下の3つです。
肥大型心筋症
メインクーンのかかりやすい病気の一つ目は、肥大型心筋症です。メインクーンは遺伝的に肥大型心筋症になりやすいといわれています。
肥大型心筋症とは、心臓の筋肉が厚くなり、血液の流れが悪くなる病気です。肥大型心筋症の主な症状は以下の通りです。
- 呼吸困難
- 胸水、腹水
- 元気消失
- 後肢の麻痺
- 突然死
明確な予防方法はありませんが、定期的に健康診断を行うことで早期発見・早期治療を行うことが大切です。
股関節形成不全
二つ目は、股関節形成不全です。メインクーンは、猫の中で最大級に体が大きい猫種です。そのため、体重が関節に負担をかけ、他の猫よりも関節にストレスがかかりやすい傾向にあります。
股関節形成不全とは、股関節の形に異常があり、痛みや歩行困難を引き起こす病気です。股関節形成不全の主な症状は以下の通りです。
- 運動量が減る
- 動きがぎこちない
- ジャンプを嫌がる
股関節形成不全を完全に予防することは難しいですが、適正体重を維持したり、激しい運動を避けたりして関節に負担をかけないようにすることで、リスクは下げられるでしょう。
脊髄性筋萎縮症
三つ目は、脊髄性筋萎縮症です。メインクーンは遺伝子に特有の変異があるため、脊髄性筋萎縮症になりやすいといわれています。
脊髄性筋萎縮症とは、筋肉が徐々に弱くなっていく遺伝性の病気です。命に関わることは少ないですが、運動能力が低下することがあります。
脊髄性筋萎縮症の主な症状は以下の通りです。
- ふらつく歩き方になる
- ジャンプ力が弱くなる
- 走るとバランスを崩す
- 後ろ足の筋肉がどんどん痩せる
脊髄性筋萎縮症は遺伝性の病気のため、親猫の遺伝子管理がすべてといえます。子猫を迎える際には、「親猫は遺伝子検査済みか」を確認することが大切です。
メインクーンの里親になるための条件

メインクーンの里親になるためにはいくつか条件があり、誰もが里親になれるとは限りません。動物保護団体によっても必要な条件は異なりますが、主に以下のようなものが挙げられます。
家族全員の同意が得られている
メインクーンの里親になるための条件の一つ目は、家族全員の同意が得られていることです。家族に動物アレルギーを持つ方や、猫が嫌いな人がいる場合は、飼うことは難しいでしょう。
たとえば、「猫に部屋を汚されたくない」「猫は外で飼いたい」というような考えをお持ちの家族がいる場合は、里親になることはできません。
猫も家族の一員として考え、猫の行動や性格を理解し、猫が幸せに暮らせるよう接することが大切です。
ペット可の住宅に住んでいる
二つ目は、ペット可の住宅に住んでいることです。当たり前のことですが、ペット不可の住宅に住んでいる場合は、猫を飼うことはできません。
ペット不可の住宅で猫を飼うことはルール違反でもあり、契約違反として即時退去を命じられる可能性があります。違約金やクリーニング費用を請求されるほか、隣人からのクレームを受けることも考えられるでしょう。
そのため、猫を飼う場合には、ペット可の住宅に住んでいることが前提で、ペット不可の住宅に住んでいる場合はペット可の住宅に引っ越す必要があります。
完全室内飼育ができるか
三つ目は、完全室内飼育ができるかどうかです。完全室内飼育は、猫の健康と安全を守るために必要なことです。
たとえば、交通事故や感染症の予防、寄生虫の予防など完全室内飼育にはたくさんのメリットがあります。また、外部の危険要因を避けることで、猫の平均寿命が伸びる傾向にあります。
室内環境を工夫し、猫が快適に暮らせる部屋作りを行いましょう。
メインクーンの生涯費用はいくら?
四つ目は、メインクーンの生涯費用について事前に知っておくことです。メインクーンを飼う際には、長く一緒に暮らすためにも費用面について十分に考える必要があるでしょう。
猫を飼うのにかかる費用には、次のようなものがあります。
- フードやおやつ
- ケージ
- 食器
- キャットタワー
- おもちゃ
- 爪とぎ
- ワクチンや健康診断
- 避妊・去勢手術代
- マイクロチップ代
猫を飼うのにかかる費用は、猫種や個体差、飼育環境、健康状態によっても変わります。「一般社団法人ペットフード協会」による調査では、2024年の室内飼い猫の生涯必要経費は平均で¥1,725,072となりました。
参考:一般社団法人 ペットフード協会 「令和6年 全国犬猫実態調査 (猫 生涯必要経費)」
猫を迎えるためには、必要な経費を把握しておくことが大切です。決して小さな金額では無いため、猫を迎えようと考えている方は頭に入れておく必要があります。仕事が忙しくて猫との時間がなかなか取れない場合や、経済的に余裕が無い場合は、猫を飼うのは難しいといえるでしょう。
猫の里親になるためには、動物保護団体によっても異なりますが、中には厳しい条件が設定されている場合があります。これは、保護猫が過去に虐待や捨てられたなどの辛い経験をしたことがあることを生かし、二度と同じような思いをさせないためです。そのため、里親になる際には覚悟と責任が必要になるでしょう。

おすすめの里親サイト3選

最後におすすめの里親サイトについて紹介します。おすすめの里親サイトは、以下の通りです。
ハグー
おすすめの里親サイトの一つ目は、ハグーです。ハグーは、飼い主がいない動物の里親を探している人と、里親になりたい人をマッチングさせるサイトです。
犬、猫、ウサギ、小動物、鳥、魚、爬虫類などさまざまな種類の動物が募集されています。里親としてお迎えしたいペットを探し、気になるペットがいたら里親募集者に連絡します。
里親募集者とメッセージのやり取りをし、対面でのペットの受け渡しをするため安心です。
ホームページ:ハグー
ペットのおうち
二つ目は、ペットのおうちです。ペットのおうちは、全国から里親を募集している保護ペットの情報が届きます。
ペットの飼育が困難になった飼い主や、動物の保護活動者が里親募集を掲載しています。里親を希望する人がサイト上で応募し、掲載者が複数の里親希望者の中から適切な人を選び、安心して譲渡できる仕組みです。
ホームページ:ペットのおうち
ジモティー
三つ目は、ジモティーです。ジモティーは、全国の犬の里親募集の掲示板です。
やむを得ず手放すことになったペットの命を「救ってほしい方」と「救いたい方」をつなぐ場として運営しています。
里親になるためには身分証の提示が必要で、年間約7000頭の犬猫がジモティーを通して譲渡されています。
ホームページ:ジモティー
まとめ
今回の記事では、メインクーンの特徴や性格、メインクーンのかかりやすい病気、メインクーンの里親になるための条件などについてご紹介しました。
メインクーンを迎え入れる際には、特徴や性格、かかりやすい病気について事前に理解しておくことが大切です。また、里親になる際には条件があるため、その条件を満たす必要があります。
里親になるためにはさまざまなサイトがあるため、参考にして頂ければ幸いです。猫を迎え入れる場合は猫が寿命を全うするまで、責任を持ってお世話してあげましょう。

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