イタリアングレーハウンドの里親になるための条件とは？おすすめの里親サイトも紹介

「イタリアングレーハウンドの里親になるためにはどうしたら良いの？」「イタリアングレーハウンドを飼いたいけどどんな性格をしている？」そんな悩みをお持ちの方もいるのではないでしょうか。

どんな犬でも里親になるためにはいくつか条件があり、誰もが里親になれるとは限りません。また、イタリアングレーハウンドを迎える際には、事前に性格や特徴、かかりやすい病気について知っておくことが大切です。

本記事では

イタリアングレーハウンドの特徴
イタリアングレーハウンドの性格
イタリアングレーハウンドのかかりやすい病気
イタリアングレーハウンドの里親になるための条件
おすすめの里親サイト

についてご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

イタリアングレーハウンドの特徴とは？
イタリアングレーハウンドの性格とは？
イタリアングレーハウンドのかかりやすい病気3選
イタリアングレーハウンドの里親になるための条件
おすすめの里親サイト3選
まとめ

イタリアングレーハウンドの特徴とは？

イタリアングレーハウンドとは、イタリア原産の犬種です。もともとは小動物の狩猟や、貴族のペットとして飼育されていました。

スレンダーで筋肉質な体つきをしており、ハウンド系の中では最小サイズですが、優れた視覚を持ち、走るスピードはトップクラスです。また、光沢のある被毛は短く、抜け毛が少ないのが特徴的といえるでしょう。

毛色は、ブルーやフォーン、レッド、ブラックなどの単色が基本ですが、白い斑が入ることもあります。毛色は成長とともに変化する傾向にあるようです。

イタリアングレーハウンドの性格とは？

イタリアングレーハウンドは、内気で繊細な性格をしており、見知らぬ人や環境の変化には敏感です。一方で、飼い主には甘えん坊で、寂しがりやな一面もあるようです。そのため、長時間の留守番は苦手といえるでしょう。

イタリアングレーハウンドは頭が良く、しつけは比較的しやすいですが、繊細な性格なので叱るよりも褒めて伸ばしてあげることが大切です。

また、もともとは狩猟犬で走るのが好きなため、毎日の散歩やドッグランで思いっきり走らせて、ストレス発散させてあげましょう。

イタリアングレーハウンドのかかりやすい病気3選

続いて、イタリアングレーハウンドのかかりやすい病気について解説します。イタリアングレーハウンドのかかりやすい病気は、主に以下の3つです。

脱毛症

イタリアングレーハウンドのかかりやすい病気の一つ目は、脱毛症です。イタリアングレーハウンドには、カラー・ダイリューション・アロペシアと呼ばれる脱毛症や、パターン脱毛症などの脱毛症が見られることがあります。

カラー・ダイリューション・アロペシアとは、ブルーや灰色系の淡い色の部分で脱毛が起こる遺伝性疾患です。カラー・ダイリューション・アロペシアの主な症状は以下の通りです。

淡い色部分の脱毛
皮膚の黒ずみ
皮膚の赤み、かゆみ
ふけ

カラー・ダイリューション・アロペシアの具体的な症状などは、以下のサイトを参考にしてみてください。

参考：ゆう動物病院 | 京都市の皮膚科認定医

また、パターン脱毛症とは、特定の部分に繰り返し脱毛が起こる皮膚病です。パターン脱毛症の主な症状は以下の通りです。

左右対称に脱毛が起こる
かゆみは伴わない
鼻先や耳介、頭部、太もも、腹部などに脱毛がみられる

皮膚病を予防するためには、シャンプーなどで皮膚を清潔に保ったり、オメガ3脂肪酸を含む食事を取り入れ、バランスの良い食事を心がけたりすることが大切といえるでしょう。

骨折

二つ目は、骨折です。イタリアングレーハウンドは骨が細いため、骨折しやすい犬種といえます。骨折とは、骨にひびが入ったり、折れたり、欠けたりする状態のことです。

骨折の主な症状は以下の通りです。

足を引きずる
元気がなく動かない
骨折している周囲が腫れ上がる
熱を持っている
足などをしきりに舐める

骨折を予防するためには、高いところからの落下や飛び降りに注意し、抱っこをする際はしっかりと固定して落とさないようにすることが大切です。もし、足を痛がるような素振りがある場合は、早めに動物病院を受診しましょう。

てんかん

三つ目は、てんかんです。イタリアングレーハウンドは、他の犬種と同様にてんかんを発症する可能性があります。

てんかんとは、脳の神経細胞が過剰に興奮することで、けいれんや意識障害を繰り返し起こす病気です。てんかんの主な症状は以下の通りです。

体の一部や全身のけいれん
体の硬直
ふらつき
大量のよだれ
落ち着きがない
空中の虫を食べるように口をパクパク動かす
犬かきのような手足の動き

てんかんを予防する方法は特にありませんが、万が一てんかんを起こした場合には、慌てずに近くに危ないものがないか確認し、静かに見守ることが大切です。発作の症状や時間がどのようなものだったかを記録し、獣医師に報告できるようにしておきましょう。

イタリアングレーハウンドの里親になるための条件

イタリアングレーハウンドの里親になるためにはいくつか条件があり、誰でも里親になれるわけではありません。動物保護団体によっても必要な条件は異なりますが、主に以下のようなものが挙げられます。

家族全員の同意が得られている

イタリアングレーハウンドを里親に迎えるために必要なことの一つ目は、家族全員の同意が得られていることです。家族に動物アレルギーを持つ方や、犬が嫌いな人がいる場合は、飼うことは難しいでしょう。

たとえば、「犬に部屋を汚されたくない」「犬は外で飼いたい」というような考えをお持ちの家族がいる場合は、里親になることはできません。

犬も家族の一員として考え、犬の行動や性格を理解し、犬が幸せに暮らせるよう接することが大切です。

ペット可の住宅に住んでいる

二つ目は、ペット可の住宅に住んでいることです。当たり前のことですが、ペット不可の住宅に住んでいる場合は、犬を飼うことはできません。

ペット不可の住宅で犬を飼うことはルール違反でもあり、契約違反として即時退去を命じられる可能性があります。違約金やクリーニング費用を請求されるほか、隣人からのクレームを受けることも考えられるでしょう。

そのため、犬を飼う場合には、ペット可の住宅に住んでいることが前提で、ペット不可の住宅に住んでいる場合はペット可の住宅に引っ越す必要があります。

終生飼養が可能

三つ目は、終生飼養が可能なことです。飼い主には、ペットがその命を終えるまで適切に飼養する「終生飼養」の責任があります。

飼い主が先に亡くなってしまった場合や、やむを得ず飼えなくなった場合でも、ペットが安全に暮らせる環境を用意してあげることが飼い主の責務です。

終生飼養に違反すると、懲戒刑や罰金刑に課せられる場合もあります。犬を飼う際には責任を持ち、寿命を迎えるまで適切に飼育することが重要です。

イタリアングレーハウンドの生涯費用はいくら？

四つ目は、イタリアングレーハウンドの生涯費用について、事前に知っておくことです。イタリアングレーハウンドを飼う際には、長く一緒に暮らすためにも費用面について十分に考える必要があるでしょう。

犬を飼うのにかかる費用には、次のようなものがあります。

フードやおやつ
ケージ
食器
リードやハーネス
ワクチンや健康診断
シャンプーやトリミング代
避妊・去勢手術代
マイクロチップ代

犬を飼うのにかかる費用は、犬種や個体差、飼育環境、健康状態によっても変わります。「一般社団法人ペットフード協会」による調査では、2024年の犬の生涯必要経費は平均で￥2,711,875となりました。

参考：一般社団法人　ペットフード協会　「令和6年　全国犬猫実態調査　（犬　生涯必要経費）」

犬を迎えるためには、必要な経費を把握しておくことが大切です。決して小さな金額では無いため、犬を迎えようと考えている方は頭に入れておく必要があります。仕事が忙しくて犬との時間がなかなか取れない場合や、経済的に余裕が無い場合は、犬を飼うのは難しいといえるでしょう。

犬の里親になるためには、動物保護団体によっても異なりますが、中には厳しい条件が設定されている場合があります。これは、保護犬が過去に虐待や捨てられたなどの辛い経験をしたことがあることを生かし、二度と同じような思いをさせないためです。そのため、里親になる際には覚悟と責任が必要になるでしょう。

まとめ

今回の記事では、イタリアングレーハウンドの特徴や性格、イタリアングレーハウンドのかかりやすい病気、イタリアングレーハウンドの里親になるための条件などについてご紹介しました。

イタリアングレーハウンドを迎え入れる際には、特徴や性格、かかりやすい病気について事前に理解しておくことが大切です。また、里親になる際には条件があるため、その条件を満たす必要があります。

里親になるためにはさまざまなサイトがあるため、参考にして頂ければ幸いです。犬を迎え入れる場合は犬が寿命を全うするまで、責任を持ってお世話してあげましょう。