「コーギーの里親になるためにはどうしたら良いの?」「コーギーを飼いたいけどどんな性格をしている?」そんな悩みをお持ちの方もいるのではないでしょうか。
どんな犬でも里親になるためにはいくつか条件があり、誰もが里親になれるとは限りません。また、コーギーを迎える際には、事前に性格や特徴、かかりやすい病気について知っておくことが大切です。
本記事では
- コーギーの特徴
- コーギーの性格
- コーギーのかかりやすい病気
- コーギーの里親になるための条件
- おすすめの里親サイト
についてご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
犬の里親のまとめ記事はこちらhttps://inunekotyaya.com/dog-foster-parents/

コーギーの特徴とは?

コーギーとは、イギリス原産の犬種です。もともとは牧羊犬として活躍しており、小柄ながら全体的にがっしりとした体つきをしています。
胴が長く、筋肉質で丈夫な短い足、ぷりぷりとしたおしりが特徴的といえるでしょう。昔のイギリスの制度や風習により、しっぽは断尾するのが一般的でしたが、家庭犬として飼育される現在では、断尾をしないコーギーも増えてきているようです。
被毛はダブルコートで、とにかく抜け毛が多いためブラッシングは必須です。また、毛色はフォーンやセーブル、レッド、ブラック&ホワイトの4種類あります。
コーギーの性格とは?

コーギーは、活発で好奇心旺盛な性格の持ち主です。牧羊犬として活躍していたこともあり頭が良く、エネルギッシュで遊ぶことが大好きです。
飼い主や家族に対して愛情深く、初対面の人や犬とも比較的仲良くできますが、警戒心が強い一面も。また、牧羊犬としての本能から、物音や見知らぬ人に対して吠えやすいこともあるようです。無駄吠えを防ぐためには、根気強いしつけが必要になります。
コーギーのかかりやすい病気3選

続いて、コーギーのかかりやすい病気について解説します。コーギーのかかりやすい病気は、主に以下の3つです。
椎間板ヘルニア
コーギーのかかりやすい病気の一つ目は、椎間板ヘルニアです。コーギーは、遺伝的に軟骨異栄養性犬種と呼ばれる犬種で、若いうちから椎間板の変性が早く進行することがあります。
椎間板ヘルニアは、椎間板が変性して飛び出し、脊髄を圧迫することで神経症状を引き起こす病気です。椎間板ヘルニアの主な症状は以下の通りです。
- 痛みや不快感
- 不自然な動作や姿勢
- 立ち上がるのが困難
- 尿失禁や排尿困難
- 四肢の麻痺
- 震えや悲鳴のような鳴き声
椎間板ヘルニアは、肥満や激しい運動によってもリスクが高まるため、適切な食事管理をし、高いところからのジャンプなどは避けるようにしましょう。
変性性脊髄症
二つ目は、変性性脊髄症です。コーギーは胴長短足の体型をしており、脊髄への負担がかかりやすいため、変性性脊髄症になりやすい犬種といわれています。
変性性脊髄症とは、脊髄が徐々に変性して、後肢の麻痺や呼吸困難などの症状を引き起こす病気です。変性性脊髄症の主な症状は以下の通りです。
- 後肢のふらつき、引きずり
- 尿や便の失禁
- 食べ物をうまく飲み込めない
- 呼吸困難
明確な予防方法はありませんが、適度な運動、食事管理を心がけることで発症するリスクを下げることは期待できるでしょう。また、定期的な健康診断で、早期発見・早期治療を行うことが大切です。
前十字靭帯断裂
三つ目は、前十字靭帯断裂です。コーギーは非常に活発で、過度な運動が原因で前十字靭帯断裂を起こしやすい犬種といわれています。前十字靭帯断裂とは、膝の曲げ伸ばしをする靭帯が切れてしまう病気です。
前十字靭帯断裂の主な症状は以下の通りです。
- 足を引きずる
- 膝の腫れ
- 左右非対称の座り方
- 後ろ足を浮かせる
- 触られるのを嫌がる
明確な予防方法はありませんが、膝に負担がかからないように適正体重の維持をしたり、激しい運動の前にはウォームアップを行うことが大切です。また、フローリングなどの滑りやすい場所には、カーペットやマットなどを敷いて滑らないように工夫すると良いでしょう。

コーギーの里親になるための条件とは?

コーギーの里親になるためにはいくつか条件があり、誰でも里親になれるわけではありません。動物保護団体によっても必要な条件は異なりますが、主に以下のようなものが挙げられます。
家族全員の同意が得られている
コーギーを里親に迎えるために必要なことの一つ目は、家族全員の同意が得られていることです。家族に動物アレルギーを持つ方や、犬が嫌いな人がいる場合は、飼うことは難しいでしょう。
たとえば、「犬に部屋を汚されたくない」「犬は外で飼いたい」というような考えをお持ちの家族がいる場合は、里親になることはできません。
犬も家族の一員として考え、犬の行動や性格を理解し、犬が幸せに暮らせるよう接することが大切です。
ペット可の住宅に住んでいる
二つ目は、ペット可の住宅に住んでいることです。当たり前のことですが、ペット不可の住宅に住んでいる場合は、犬を飼うことはできません。
ペット不可の住宅で犬を飼うことはルール違反でもあり、契約違反として即時退去を命じられる可能性があります。違約金やクリーニング費用を請求されるほか、隣人からのクレームを受けることも考えられるでしょう。
そのため、犬を飼う場合には、ペット可の住宅に住んでいることが前提で、ペット不可の住宅に住んでいる場合はペット可の住宅に引っ越す必要があります。
終生飼養が可能
三つ目は、終生飼養が可能なことです。飼い主には、ペットがその命を終えるまで適切に飼養する「終生飼養」の責任があります。
飼い主が先に亡くなってしまった場合や、やむを得ず飼えなくなった場合でも、ペットが安全に暮らせる環境を用意してあげることが飼い主の責務です。
終生飼養に違反すると、懲戒刑や罰金刑に課せられる場合もあります。犬を飼う際には責任を持ち、寿命を迎えるまで適切に飼育することが重要です。
コーギーの生涯費用はいくら?
四つ目は、コーギーの生涯費用について事前に知っておくことです。コーギーを飼う際には、長く一緒に暮らすためにも費用面について十分に考える必要があるでしょう。
犬を飼うのにかかる費用には、次のようなものがあります。
- フードやおやつ
- ケージ
- 食器
- リードやハーネス
- ワクチンや健康診断
- シャンプーやトリミング代
- 避妊・去勢手術代
- マイクロチップ代
犬を飼うのにかかる費用は、犬種や個体差、飼育環境、健康状態によっても変わります。「一般社団法人ペットフード協会」による調査では、2024年の犬の生涯必要経費は平均で¥2,711,875となりました。
参考:一般社団法人 ペットフード協会 「令和6年 全国犬猫実態調査 (犬 生涯必要経費)」
犬を迎えるためには、必要な経費を把握しておくことが大切です。決して小さな金額では無いため、犬を迎えようと考えている方は頭に入れておく必要があります。仕事が忙しくて犬との時間がなかなか取れない場合や、経済的に余裕が無い場合は、犬を飼うのは難しいといえるでしょう。
犬の里親になるためには、動物保護団体によっても異なりますが、中には厳しい条件が設定されている場合があります。これは、保護犬が過去に虐待や捨てられたなどの辛い経験をしたことがあることを生かし、二度と同じような思いをさせないためです。そのため、里親になる際には覚悟と責任が必要になるでしょう。
おすすめの里親サイト3選

最後におすすめの里親サイトについて紹介します。おすすめの里親サイトは、以下の通りです。
ペットの窓口

おすすめの里親サイトの一つ目は、ペットの窓口です。ペットの窓口とは、ペットと信頼できる家族をつなぐための場です。
ペットを新しい家族として迎え入れたいけど、タイミングもあり、なかなか実現できない人のためのサイトといえるでしょう。事前に迎え入れ希望の家族の方に、現在の環境などを登録してもらい、その事前情報をもとに保護団体の方から連絡が来ます。不明な点は、安心できるまで自由にやり取りすることができます。

OMUSUBI
二つ目は。OMUSUBIです。OMUSUBIは、審査制の保護犬・保護猫マッチングサイトです。
審査を通過した保護団体のみ募集を行っており、全国200団体以上が登録しています。また、犬猫を迎える際に大切な相性診断を行うことができ、ライフスタイルや好みなどの質問に答えるだけで、保護犬猫との相性度を知ることができます。
譲渡した際にはOMUSUBI Family特典を受けることができ、安心して新生活をスタートすることが可能です。
ホームページ:OMUSUBI
ペットのおうち
三つ目は、ペットのおうちです。ペットのおうちは、全国から里親を募集している保護ペットの情報が届きます。
ペットの飼育が困難になった飼い主や、動物の保護活動者が里親募集を掲載しています。里親を希望する人がサイト上で応募し、掲載者が複数の里親希望者の中から適切な人を選び、安心して譲渡できる仕組みです。
ホームページ:ペットのおうち
まとめ
今回の記事では、コーギーの特徴や性格、コーギーのかかりやすい病気、コーギーの里親になるための条件などについてご紹介しました。
コーギーを迎え入れる際には、特徴や性格、かかりやすい病気について事前に理解しておくことが大切です。また、里親になる際には条件があるため、その条件を満たす必要があります。
里親になるためにはさまざまなサイトがあるため、参考にして頂ければ幸いです。犬を迎え入れる場合は犬が寿命を全うするまで、責任を持ってお世話してあげましょう。
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