「ブリティッシュの里親になるためにはどうしたら良いの?」「ブリティッシュを飼いたいけどどんな性格をしている?」そんな悩みをお持ちの方もいるのではないでしょうか。
どんな猫でも里親になるためにはいくつか条件があり、誰もが里親になれるとは限りません。また、ブリティッシュショートヘアを迎える際には、事前に特徴や性格、かかりやすい病気について知っておくことが大切です。
本記事では
- ブリティッシュショートヘアの特徴
- ブリティッシュショートヘアの性格
- ブリティッシュショートヘアのかかりやすい病気
- ブリティッシュショートヘアの里親になるための条件
- おすすめの里親サイト
についてご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

ブリティッシュショートヘアの特徴とは?

ブリティッシュショートヘアとは、イギリス原産の猫種です。イギリスで最も古い猫種の一つで、イギリスを代表する猫として知られています。
がっしりとした体格で、丸い顔が特徴的といえるでしょう。首も足も太く短いため、ずんぐりむっくりなボディがブリティッシュショートヘアのチャームポイントです。
被毛はぬいぐるみのような触り心地で、短毛でありながら一本一本が太くしっかりしており、密生しています。ダブルコートので春と秋の換毛期には抜け毛が多いため、ブラッシングは週1~2回ほど行うと良いでしょう。
毛色は、主流のブルーからクリーム、ホワイト、ブラック、レッド、バイカラー、ポイントカラーなどさまざまです。
ブリティッシュショートヘアの性格とは?

ブリティッシュショートヘアは、穏やかでマイペースな性格の持ち主です。静かで落ち着いた性格を持っているため、騒がしい場所よりも静かな場所を好む傾向にあります。
また、鳴き声は小さく、あまり鳴かないため、静かな生活を求める方には向いているといえます。自立心が高く、自分のペースで過ごすことを好みます。そのため、飼い主にべったりと甘えるタイプではありませんが、適度な距離間で関係を築くことができるでしょう。
ブリティッシュショートヘアのかかりやすい病気3選

続いて、ブリティッシュショートヘアのかかりやすい病気について解説します。ブリティッシュショートヘアのかかりやすい病気は、主に以下の3つです。
肥大型心筋症
ブリティッシュショートヘアのかかりやすい病気の一つ目は、肥大型心筋症です。ブリティッシュショートヘアは遺伝的に肥大型心筋症になりやすいといわれています。
肥大型心筋症とは、心臓の筋肉が厚くなり、血液の流れが悪くなる病気です。肥大型心筋症の主な症状は以下の通りです。
- 呼吸困難
- 胸水、腹水
- 元気消失
- 後肢の麻痺
- 突然死
明確な予防方法はありませんが、定期的に健康診断を行うことで早期発見・早期治療を行うことが大切です。
尿石症
二つ目は、尿石症です。ブリティッシュショートヘアは、運動量が少なめなことから代謝や血流が低下し、尿石症にかかりやすいといわれています。
尿石症とは、腎臓や膀胱、尿道などに結石ができて、排尿が困難になってしまう病気です。尿石症の主な症状は以下の通りです。
- トイレに行く回数が増える
- 尿が少ししか出ない
- 尿をする時に痛がる
- 血尿が出る
- 粗相をする
- 排尿時に大声で鳴く
尿石症を予防するためには、こまめな水分補給と食事管理が大切です。いつでも新鮮な水をたっぷりと飲める環境を作ってあげましょう。
糖尿病
三つ目は、糖尿病です。ブリティッシュショートヘアは太りやすい体質のため、糖尿病にかかりやすいといわれています。
糖尿病とは、インスリンというホルモンの働きが不足することで、血液中のブドウ糖が高くなる病気です。糖尿病の主な症状は以下の通りです。
- 多飲多尿
- 体重減少
- 元気消失
- 被毛のツヤがなくなる
糖尿病を予防するためには、適度な運動で肥満を予防したり、定期的な健康診断を行ったりすることが大切です。

ブリティッシュショートヘアの里親になるための条件

ブリティッシュショートヘアの里親になるためにはいくつか条件があり、誰でも里親になれるわけではありません。動物保護団体によっても必要な条件は異なりますが、主に以下のようなものが挙げられます。
家族全員の同意が得られている
ブリティッシュショートヘアの里親になるための条件の一つ目は、家族全員の同意が得られていることです。家族に動物アレルギーを持つ方や、猫が嫌いな人がいる場合は、飼うことは難しいでしょう。
たとえば、「猫に部屋を汚されたくない」「猫は外で飼いたい」というような考えをお持ちの家族がいる場合は、里親になることはできません。
猫も家族の一員として考え、猫の行動や性格を理解し、猫が幸せに暮らせるよう接することが大切です。
ペット可の住宅に住んでいる
二つ目は、ペット可の住宅に住んでいることです。当たり前のことですが、ペット不可の住宅に住んでいる場合は、猫を飼うことはできません。
ペット不可の住宅で猫を飼うことはルール違反でもあり、契約違反として即時退去を命じられる可能性があります。違約金やクリーニング費用を請求されるほか、隣人からのクレームを受けることも考えられるでしょう。
そのため、猫を飼う場合には、ペット可の住宅に住んでいることが前提で、ペット不可の住宅に住んでいる場合はペット可の住宅に引っ越す必要があります。
完全室内飼育ができるか
三つ目は、完全室内飼育ができるかどうかです。完全室内飼育は、猫の健康と安全を守るために必要なことです。
たとえば、交通事故や感染症の予防、寄生虫の予防など完全室内飼育にはたくさんのメリットがあります。また、外部の危険要因を避けることで、猫の平均寿命が伸びる傾向にあります。
室内環境を工夫し、猫が快適に暮らせる部屋作りを行うことが大切です。
ブリティッシュショートヘアの生涯費用はいくら?
四つ目は、ブリティッシュショートヘアの生涯費用について事前に知っておくことです。ブリティッシュショートヘアを飼う際には、長く一緒に暮らすためにも費用面について十分に考える必要があるでしょう。
猫を飼うのにかかる費用には、次のようなものがあります。
- フードやおやつ
- ケージ
- 食器
- キャットタワー
- おもちゃ
- 爪とぎ
- ワクチンや健康診断
- 避妊・去勢手術代
- マイクロチップ代
猫を飼うのにかかる費用は、猫種や個体差、飼育環境、健康状態によっても変わります。「一般社団法人ペットフード協会」による調査では、2024年の室内飼い猫の生涯必要経費は平均で¥1,725,072となりました。
参考:一般社団法人 ペットフード協会 「令和6年 全国犬猫実態調査 (猫 生涯必要経費)」
猫を迎えるためには、必要な経費を把握しておくことが大切です。決して小さな金額では無いため、猫を迎えようと考えている方は頭に入れておく必要があります。仕事が忙しくて猫との時間がなかなか取れない場合や、経済的に余裕が無い場合は、猫を飼うのは難しいといえるでしょう。
猫の里親になるためには、動物保護団体によっても異なりますが、中には厳しい条件が設定されている場合があります。これは、保護猫が過去に虐待や捨てられたなどの辛い経験をしたことがあることを生かし、二度と同じような思いをさせないためです。そのため、里親になる際には覚悟と責任が必要になるでしょう。
おすすめの里親サイト3選

最後におすすめの里親サイトについて紹介します。おすすめの里親サイトは、以下の通りです。
ペットの窓口

おすすめの里親サイトの一つ目は、ペットの窓口です。ペットの窓口とは、ペットと信頼できる家族をつなぐための場です。
ペットを新しい家族として迎え入れたいけど、タイミングもあり、なかなか実現できない人のためのサイトといえるでしょう。事前に迎え入れ希望の家族の方に、現在の環境などを登録してもらい、その事前情報をもとに保護団体の方から連絡が来ます。不明な点は、安心できるまで自由にやり取りすることができます。

ハグー

二つ目は、ハグーです。ハグーは、飼い主がいない動物の里親を探している人と、里親になりたい人をマッチングさせるサイトです。
犬、猫、ウサギ、小動物、鳥、魚、爬虫類などさまざまな種類の動物が募集されています。里親としてお迎えしたいペットを探し、気になるペットがいたら里親募集者に連絡します。
里親募集者とメッセージのやり取りをし、対面でのペットの受け渡しをするため安心です。
ホームページ:ハグー
ペットのおうち

三つ目は、ペットのおうちです。ペットのおうちは、全国から里親を募集している保護ペットの情報が届きます。
ペットの飼育が困難になった飼い主や、動物の保護活動者が里親募集を掲載しています。里親を希望する人がサイト上で応募し、掲載者が複数の里親希望者の中から適切な人を選び、安心して譲渡できる仕組みです。
ホームページ:ペットのおうち
まとめ
今回の記事では、ブリティッシュショートヘアの特徴や性格、ブリティッシュショートヘアのかかりやすい病気、ブリティッシュショートヘアの里親になるための条件などについてご紹介しました。
ブリティッシュショートヘアを迎え入れる際には、特徴や性格、かかりやすい病気について事前に理解しておくことが大切です。また、里親になる際には条件があるため、その条件を満たす必要があります。
里親になるためにはさまざまなサイトがあるため、参考にして頂ければ幸いです。猫を迎え入れる場合は猫が寿命を全うするまで、責任を持ってお世話してあげましょう。
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