「フレンチブルドッグの里親になるためにはどうしたら良いの?」「フレンチブルドックを飼いたいけどどんな性格をしている?」そんな悩みをお持ちの方もいるのではないでしょうか。
どんな犬でも里親になるためにはいくつか条件があり、誰もが里親になれるとは限りません。また、フレンチブルドッグを迎える際には、事前に性格や特徴、かかりやすい病気について知っておくことが大切です。
本記事では
- フレンチブルドッグの特徴
- フレンチブルドッグの性格
- フレンチブルドッグのかかりやすい病気
- フレンチブルドッグの里親になるための条件
- おすすめの里親サイト
についてご紹介します。ぜひ参考にしてみてください

フレンチブルドッグの特徴とは?

フレンチブルドッグとは、フランス原産の犬種です。もともとはネズミ退治や闘犬の目的で飼育されており、筋肉質でがっしりとした体つきをしています。
ぺちゃっとした鼻とコウモリのような大きな耳が特徴的といえるでしょう。また、しっぽは生まれつきほとんどなく、振ることはほぼありません。
被毛は短く、季節ごとに生え変わるため、抜け毛は多いです。毛色はフォーン、ブリンドル、パイド、フォーン&ホワイトの4種類に分かれます。
フレンチブルドッグの性格とは?

フレンチブルドッグは、社交的で明るい性格の持ち主です。穏やかで人懐っこいため、小さな子どもがいる家庭でも安心して飼うことができるでしょう。
また、甘えん坊な子が多く、寂しがり屋な一面もあり、飼い主と一緒にいるのが大好きです。そのため、長時間の留守番はストレスになるかもしれません。
賢く、しつけはしやすいですが、頑固な部分もあるため、根気強く教える必要があります。
フレンチブルドッグのかかりやすい病気3選

続いて、フレンチブルドッグのかかりやすい病気について解説します。フレンチブルドッグのかかりやすい病気は、主に以下の3つです。
短頭種気道症候群
フレンチブルドッグのかかりやすい病気の一つ目は、短頭種気道症候群です。フレンチブルドッグは短頭種に分類されるため、短頭種気道症候群を発症する可能性があります。頭の長さに比べて鼻が短い短頭種では、気道が狭くなりやすい構造になっているため、喉から気管にかけて狭くなってしまうのです。
短頭種気道症候群の主な症状は以下の通りです。
- いびきのような呼吸音
- 開口呼吸
- 粘膜や舌が青色になるチアノーゼ
- 失神
- 食べ物を飲み込みにくくなる
短頭種気道症候群は生まれつきのため、明確な予防方法はありませんが、定期的に健康診断を受け、呼吸状態を確認してもらうことが大切です。
また、肥満も呼吸状態の悪化につながりやすいため、体重管理を行うことが必要といえるでしょう。
皮膚病
二つ目は、皮膚病です。フレンチブルドックはしわが多く、湿気や汚れがたまりやすいため、細菌やカビが繁殖しやすい環境にあります。
犬の皮膚病は、アトピー性皮膚炎やマラセチア性皮膚炎、膿皮症などさまざまです。皮膚病の主な症状は以下の通りです。
- ふけが出る
- 皮膚が赤くなる
- 抜け毛
- 皮膚の痒み
- 毛づやが悪くなる
- ふけが出る
皮膚病を予防するためには、定期的なシャンプーやブラッシングを行い、皮膚を清潔に保つことが大切です。また、しわの間をこまめに拭いて清潔に保ったり、動物病院で定期的に皮膚の状態をチェックしてもらったりすると良いでしょう。
チェリーアイ
三つ目は、チェリーアイです。フレンチブルドッグは短頭種で目が大きく、眼球が浅い位置にあるため、チェリーアイになりやすい犬種といわれています。
チェリーアイとは、第三眼瞼と呼ばれる涙を分泌する腺が、目の表面に飛び出してしまう状態で、さくらんぼのように見えることからこの名前が付きました。チェリーアイの主な症状は以下の通りです。
- 目が赤くなる
- 目が腫れる
- 目が飛び出している
- 涙がたくさん出る
チェリーアイは遺伝的要因が大きい病気のため、予防方法は特にありませんが、定期的な検診で早期発見・早期治療を行うことが大切です。

フレンチブルドッグの里親になるための条件

フレンチブルドッグの里親になるためにはいくつか条件があり、誰でも里親になれるわけではありません。動物保護団体によっても必要な条件は異なりますが、主に以下のようなものが挙げられます。
家族全員の同意が得られている
フレンチブルドッグを里親に迎えるために必要なことの一つ目は、家族全員の同意が得られていることです。家族に動物アレルギーを持つ方や、犬が嫌いな人がいる場合は、飼うことは難しいでしょう。
たとえば、「犬に部屋を汚されたくない」「犬は外で飼いたい」というような考えをお持ちの家族がいる場合は、里親になることはできません。
犬も家族の一員として考え、犬の行動や性格を理解し、犬が幸せに暮らせるよう接することが大切です。
ペット可の住宅に住んでいる
二つ目は、ペット可の住宅に住んでいることです。当たり前のことですが、ペット不可の住宅に住んでいる場合は、犬を飼うことはできません。
ペット不可の住宅で犬を飼うことはルール違反でもあり、契約違反として即時退去を命じられる可能性があります。違約金やクリーニング費用を請求されるほか、隣人からのクレームを受けることも考えられるでしょう。
そのため、犬を飼う場合には、ペット可の住宅に住んでいることが前提で、ペット不可の住宅に住んでいる場合はペット可の住宅に引っ越す必要があります。
終生飼養が可能
三つ目は、終生飼養が可能なことです。飼い主には、ペットがその命を終えるまで適切に飼養する「終生飼養」の責任があります。
飼い主が先に亡くなってしまった場合や、やむを得ず飼えなくなった場合でも、ペットが安全に暮らせる環境を用意してあげることが飼い主の責務です。
終生飼養に違反すると、懲戒刑や罰金刑に課せられる場合もあります。犬を飼う際には責任を持ち、寿命を迎えるまで適切に飼育することが重要です。
フレンチブルドッグの生涯費用はいくら?
四つ目は、フレンチブルドッグの生涯費用について事前に知っておくことです。フレンチブルドッグを飼う際には、長く一緒に暮らすためにも費用面について十分に考える必要があるでしょう。
犬を飼うのにかかる費用には、次のようなものがあります。
- フードやおやつ
- ケージ
- 食器
- リードやハーネス
- ワクチンや健康診断
- シャンプーやトリミング代
- 避妊・去勢手術代
- マイクロチップ代
犬を飼うのにかかる費用は、犬種や個体差、飼育環境、健康状態によっても変わります。「一般社団法人ペットフード協会」による調査では、2024年の犬の生涯必要経費は平均で¥2,711,875となりました。
参考:一般社団法人 ペットフード協会 「令和6年 全国犬猫実態調査 (犬 生涯必要経費)」
犬を迎えるためには、必要な経費を把握しておくことが大切です。決して小さな金額では無いため、犬を迎えようと考えている方は頭に入れておく必要があります。仕事が忙しくて犬との時間がなかなか取れない場合や、経済的に余裕が無い場合は、犬を飼うのは難しいといえるでしょう。
犬の里親になるためには、動物保護団体によっても異なりますが、中には厳しい条件が設定されている場合があります。これは、保護犬が過去に虐待や捨てられたなどの辛い経験をしたことがあることを生かし、二度と同じような思いをさせないためです。そのため、里親になる際には覚悟と責任が必要になるでしょう。
おすすめの里親サイト3選

最後に、おすすめの里親サイトについて紹介します。おすすめの里親サイトは、以下の通りです。
ペットの窓口

おすすめの里親サイトの一つ目は、ペットの窓口です。ペットの窓口とは、ペットと信頼できる家族をつなぐための場です。
ペットを新しい家族として迎え入れたいけど、タイミングもあり、なかなか実現できない人のためのサイトといえるでしょう。事前に迎え入れ希望の家族の方に、現在の環境などを登録してもらい、その事前情報をもとに保護団体の方から連絡が来ます。不明な点は、安心できるまで自由にやり取りすることができます。

anifare
二つ目は、anifareです。anifareは、保護犬の命を救うことを目的として、譲渡活動をしている動物福祉団体です。
犬種、場所、性別、年齢を選択することで、希望の犬を見つけることが可能です。また、引き渡し時に提携の動物病院などで健康診断と飼育アドバイスを行うため、正確な健康状態を知ることができ、安心して迎え入れることができます。
ホームページ:anifare
ハグー
三つ目は、ハグーです。ハグーは、飼い主がいない動物の里親を探している人と、里親になりたい人をマッチングさせるサイトです。
犬、猫、ウサギ、小動物、鳥、魚、爬虫類などさまざまな種類の動物が募集されています。里親としてお迎えしたいペットを探し、気になるペットがいたら里親募集者に連絡します。
里親募集者とメッセージのやり取りをし、対面でのペットの受け渡しをするため安心です。
ホームページ:ハグー
まとめ
今回の記事では、フレンチブルドッグの特徴や性格、フレンチブルドッグのかかりやすい病気、フレンチブルドッグの里親になるための条件などについてご紹介しました。
フレンチブルドッグを迎え入れる際には、特徴や性格、かかりやすい病気について事前に理解しておくことが大切です。また、里親になる際には条件があるため、その条件を満たす必要があります。
里親になるためにはさまざまなサイトがあるため、参考にして頂ければ幸いです。犬を迎え入れる場合は犬が寿命を全うするまで、責任を持ってお世話してあげましょう。
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