犬のパテラ(膝蓋骨脱臼)とは?症状・治療法・おすすめサプリメント3選!

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「うちの子、時々後ろ足を上げて歩くことがあるのだけれど、これって普通?」そんな何気ないしぐさが、パテラ(膝蓋骨脱臼)のサインかもしれません。

小型犬に多くみられるこの関節トラブルは、放置すると関節炎や歩行困難、痛みの慢性化につながることもあります。今回の記事では、パテラの基礎知識から病院での治療、自宅ケア、そしておすすめのサプリメントについて解説します。

ぜひ参考にしてみてください。

パテラ(膝蓋骨脱臼)とは?

パテラとは、膝のお皿の骨が、本来の位置からずれて外れてしまう状態を指します。特に多いのが「内方脱臼」で、膝の内側にずれるタイプです。

主に遺伝や先天的な骨格の異常で発症しますが、ジャンプや滑りやすい床が原因で悪化するケースもあります。パテラの主な症状は以下の通りです。

  • 後ろ足を片方だけ浮かせて歩く(スキップ歩行)
  • 膝を触るとカクカクする
  • 痛みで歩くのを嫌がることも
  • 足を伸ばした状態で固まることがある

パテラは初期は軽い症状でも、放っておくと悪化して歩行障害に発展する可能性があるため注意が必要です。

パテラになりやすい犬種

パテラは特に、小型犬に多い先天性の関節トラブルです。以下の犬種は、骨格的な特徴や遺伝的な要因により、膝蓋骨がずれやすい傾向にあります。

  • トイプードル
  • チワワ
  • ポメラニアン
  • ヨークシャー・テリア
  • パピヨン
  • マルチーズ

小型犬は全体的に膝の骨が小さく溝にはまりにくかったり、骨が細く、衝撃に弱い構造だったりすることから、パテラ発症のリスクが高いといわれています。中型犬や大型犬でもまれにパテラが起こることがありますが、多くは後天的な外傷や肥満、老化などが原因になるでしょう。

動物病院での治療法

パテラの重症度は「グレードⅠ~Ⅳ」で分けられ、状態によって治療法も異なります。

保存療法

軽度(グレードⅠ~Ⅱ)であれば、手術は不要なことが多く、体重管理・運動制限・サプリメントの併用で症状を安定させます。

手術療法

グレードⅢ以上、または痛み・脱臼の頻度が高い場合は手術を検討します。手術の例としては、滑車溝形成術や脛骨の整復などが挙げられます。

獣医師による定期的な診察と、症状の進行具合のチェックが大切です。

自宅でできるパテラケア

毎日の生活の中でもできることはたくさんあります。自宅でもできるパテラケアは、主に以下の通りです。

滑らない床にする

フローリングには滑り止めマットやラグを敷いて、関節への負担を軽減します。

段差をなくす、スロープの設置

ベッドやソファの上り下りで膝に負担がかかりやすいため、スロープやステップを活用しましょう。

適度な筋トレ

軽いお散歩やバランスボード・クッションでの立位練習なども効果的です。

体重管理

太ると関節への負担が増加します。食事の見直しと定期的な体重チェックを行いましょう。

パテラケアにおすすめのサプリメント3選

パテラの進行を防ぐために、関節の健康をサポートする成分を含んだサプリメントを取り入れるのも効果的です。ここでは、おすすめのサプリメント3選を紹介します。

アンチノールプラス

アンチノールプラスは、犬の関節・皮膚・心臓・腎臓・脳機能など、幅広い健康維持をサポートするプレミアムサプリメントです。動物病院でも取り扱いが多く、世界30カ国以上で使われている人気商品です。

URL:アンチノールプラス

こんな犬におすすめ

  • パテラや関節炎のケア
  • 年齢とともに足腰が弱ってきたシニア犬
  • 運動を嫌がる、段差を嫌がるようになった

コセクイン

コセクインは、犬の関節の健康維持・軟骨の保護・関節痛の予防を目的としたサプリメントです。アメリカの獣医師にも広く使われており、グルコサミン系サプリの代表格として世界的に信頼されています。

こんな犬におすすめ

  • パテラや変形性関節症の犬
  • 関節の違和感で歩行や動きがぎこちない犬
  • 手術後の回復期にある犬
  • 加齢により関節がこわばってきたシニア犬

URL:コセクイン

緑イ貝

緑イ貝(モエギイガイ)は、ニュージーランドに生息する貝で、関節の健康をサポートする成分が豊富に含まれています。犬が好むビーフ味で、おやつ感覚でも与えられます。

こんな犬におすすめ

  • パテラ・変形性関節症の犬
  • シニア期に入り、足腰の衰えが気になってきた
  • 薬に頼る前に、自然なサポートをしてあげたい

URL:緑イ貝

まとめ

今回の記事では、パテラの基礎知識から病院での治療、自宅ケア、そして役立つサプリメントについて解説しました。パテラは、早期発見・適切な治療・日常のケアが大きなポイントになります。

さらに、サプリメントで内側からもサポートすることで、より快適な生活が送れるようになります。「うちの子、最近歩き方が気になるかも…」と感じたら、ぜひ一度動物病院で診察してもらいましょう。

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